RXファミリ用C/C++コンパイラは、C言語、C99言語、C++言語やアセンブリ言語で記述したソース・プログラムから、ターゲット・システムで実行可能なファイルを生成します。
RXファミリ用C/C++コンパイラでは、1つのドライバがプリプロセッサからリンクまでのフェーズを制御します。
Cソース・プログラムに対して、プリプロセス指令の処理、コメント処理、最適化を行い、アセンブリ・ソース・ファイルを生成します。
-output=prepオプション指定時のみ、プリプロセス処理済みファイルを出力します。
Cソース・プログラムの構文解析処理を行ったのち、コンパイラの内部データ表現に変換します。
Cソース・プログラムを変換した内部データ表現に対して最適化を行います。
内部データ表現をアセンブリ・ソース・プログラムに変換します。
アセンブリ・ソース・プログラムを機械語命令に変換して、再配置可能なオブジェクト・モジュール・ファイルを生成します。
オブジェクト・モジュール・ファイル、リンク・ディレクティブ・ファイル、ライブラリ・ファイルをリンクし、ターゲット・システムで実行可能なオブジェクト・ファイル(ロード・モジュール・ファイル)を生成します。