<最適化リンケージエディタ(rlink)・オプション / 入力オプション>
[指定形式]
-binary = <サブオプション>[,…]
<サブオプション> :
<ファイル名>(<セクション名>[:<アライメント数>][/<セクション属性>][,<シンボル名>])
<セクション属性> : CODE | DATA
<アライメント数> : 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 (デフォルトは1)
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[詳細説明]
- | 入力バイナリファイルを指定します。複数ある場合にはカンマ(,)で区切って指定します。 |
- | ファイル名に拡張子の指定がない場合は、「bin」を仮定します。 |
- | 入力したバイナリデータは、指定したセクションのデータとして配置します。セクションのアドレスはstartオプションで指定します。セクションは省略できません。 |
- | またシンボルを指定することにより、定義シンボルとしてリンクすることもできます。C/C++プログラムで参照している変数名の場合、プログラム中での参照名先頭に_を付加します。 |
- | 本オプションで指定したセクションには、セクション属性、アライメント数の指定が可能です。 |
- | セクション属性は、CODEまたはDATAを指定できます。 |
- | セクション属性の指定が無い場合、デフォルトとして書き込み、読み取り、実行すべての属性が有効になります。 |
- | アライメント数に指定可能な値は2の累乗です。それ以外の値を指定することはできません。 |
- | アライメント数の指定がない場合、デフォルト値として1が有効になります。 |
[例]
input=a.obj
start=P,D*/200
binary=b.bin(D1bin),c.bin(D2bin:4,_datab)
form=absolute
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- | b.binをD1binセクションとして、0x200番地から配置します。 |
- | c.binをD2binセクション(アライメント数4)として、D1binの後に配置します。 |
- | c.binデータを定義シンボル_databとしてリンクします。 |
[備考]
- | form={object | library}またはstrip指定時、本オプションは無効です。 |
- | また入力オブジェクトファイル指定がない場合、本オプションは指定できません。 |