基本的な制御品質解析方法
制御品質の解析を実際に体験するため,解析グラフの「値の推移」を使用してみます。
以下の手順で解析グラフ・パネルを開き,「値の推移」タブを開きます。
解析グラフをアクティブにして, 「値の推移」タブをクリックしてください。 |
解析グラフ・パネルで,「値の推移」が開きます。 この時点では,グラフは表示されません。 |
制御品質の解析を体験するために,サンプル・プロジェクトのトレース機能の設定を一旦元に戻します。以下に示すとおりにトレース機能の設定を使用しない設定にしてください。
メイン・ウインドウの[トレース・アイコン]をクリックしてください。 |
[トレース・アイコン]が“”になり, トレース機能を使用しない設定になります。 |
さて,実際に値の推移がどのように表示されるか体験します。
今回はサンプル・プログラム中にあるdata1とdata2の値の推移を確認します。
まず,今回登場する変数について簡単に説明します。
data1は,data2とreg_1msを足した値が入るグローバル変数です。
data2は,10msのインターバルタイマ割り込みが入るたびに1ずつカウントアップされるグローバル変数です。ただし,data2は20になったら0に戻ります。
reg_1msは,1msのインターバルタイマ割り込みが入るたびに1ずつカウントアップされるグローバル変数です。ただし,10msのインターバルタイマ割り込みが入るたびに0に戻ります。
それでは解析グラフで実際に変数値の推移を確認します。解析グラフに変数を登録する際は,直接変数名を入力して登録する方法もありますが,ウォッチ・パネルと連動させた方が便利ですので,ここではその方法について説明します。
以下に示すとおり,data1とdata2の2つの変数を,ウォッチ1に登録してください。
変数data1とdata2のそれぞれについて, エディタ上で選択して,ウォッチ1に登録してください。 |
ウォッチ1パネルにdata1とdata2が登録されます。 |
次に以下に示すとおり,ウォッチ1と解析グラフを連動するようにします。以下に示すとおりウォッチ・パネルと連動するアイコンをクリックしてください。data1とdata2が表示されます。
解析グラフでウォッチ1と連動するための アイコンをクリックしてください。 |
解析グラフにdata1とdata2が表示されます。 |
グラフ化の準備ができたため,プログラムを実行してみます。
メニューから「リセット&実行する」ボタンをクリックください。 その後,「停止」ボタンをクリックしてください。 |
解析グラフにdata1とdata2に折れ線グラフが表示されます。 |
また,以下に示すようにグラフ上のプロットにマウス・カーソルを合わせると,変数値と時間を表示することができます。