絶対式の値を持つネームを定義します。
[指定形式]
| シンボル欄 | ニモニック欄 | オペランド欄 | コメント欄 | 
| ネーム | .SET | 絶対式 | [; コメント] | 
[機能]
オペランド欄に指定した絶対式の値を持つネームを定義します。
[用途]
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- | ソース・プログラム中で使用する数値データをネームとして定義し,機械語命令や疑似命令のオペランドに数値データの代わりに記述できます。 | 
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- | ソース・プログラム中で頻繁に使用する数値データはネームとして定義しておくと,ソース・プログラム中のあるデータ値を変更しなければならない場合に,そのネームのオペランド値を変更するだけですみます。 | 
[詳細説明]
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- | .SET疑似命令は,ソース・プログラムのどこに記述してもかまいません。 | 
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- | .SET疑似命令で生成したネームは.PUBLIC疑似命令で外部定義することができません。 | 
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- | オペランドの記述は「(a)  絶対式」に従います。値として不正な記述をした場合はエラーとします。 | 
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- | オペランドの絶対式に指定できる値の範囲は0x00000000~0xFFFFFFFFです。 | 
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- | .EQU疑似命令とは異なり,ビット位置指定を持つシンボルは定義できません。 | 
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- | オペランドに演算結果がリロケータブル項となる演算子は記述できません。 | 
[使用例]
定数式の指定
| SYM1    .SET    10         MOV     A, #SYM1 | 
 
SFR略号の指定
| SYM2    .SET    P0         MOV     SYM2, #2 |