主に、パワーオンリセットで、初期設定ルーチンPowerON_Reset_PCが呼び出されるようにするために、リセットベクタにPowerON_Reset_PCのアドレスを設定します。以下にそのコーディング例を示します。
リセットベクタ以外の、特権命令例外、アクセス例外、未定義命令例外、浮動小数点例外およびノンマスカブル割り込みの各ベクタは、「固定ベクタテーブル」または「例外ベクタテーブル」に登録する必要があります。登録方法は命令セットアーキテクチャにより異なりますので、詳細についてはRXファミリのソフトウェアマニュアルおよびハードウェアマニュアル等を参照してください。
extern void PowerOn_Reset_PC(void); 
  
#pragma section VECTTBL  /* #pragma section宣言によりRESET_Vectorsを    */ 
                         /* CVECTTBLセクションに出力します。                */ 
                         /* リンク時にstartオプションでCVECTTBLセクションを*/ 
                         /* リセットベクタに割り付けるよう指定します。         */ 
void (*const RESET_Vectors[])(void)={
    PowerON_Reset_PC, 
}; 
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