rot_rdq

irot_rdq

概要

レディ・キューの回転

C言語形式

 ER      rot_rdq ( PRI tskpri );
 
 ER      irot_rdq ( PRI tskpri );
 

アセンブリ言語形式

 MOV     A, #tskpri
 CALL    !!_rot_rdq
 
 MOV     A, #tskpri
 CALL    !!_irot_rdq
 

パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 PRI     tskpri;
タスクの優先度

TPRI_SELF: 自タスクの現在優先度

数値: タスクの優先度

 

機能

tskpriで指定された優先度に対応したレディ・キューの先頭タスクを最後尾につなぎかえ,タスクの実行順序を明示的に変更します。

備考1 本サービス・コールでは,回転要求のキューイングが行われません。このため,該当優先度に対応したレディ・キューにタスクが1つもキューイングされていなかった場合には,何も処理は行わず,エラーとしても扱いません。

備考2 本サービス・コールを周期ハンドラなどから一定周期で発行することにより,ラウンドロビン・スケジューリングを実現することができます。

備考3 レディ・キューは,優先度をキーとしたハッシュ・テーブルであり,実行可能な状態(READY状態,またはRUNNING状態)へと遷移したタスクがFIFO順でキューイングされます。
このため,スケジューラは,起動された際にレディ・キューの優先度高位から“タスクの検出処理”を実行し,キューイングされているタスクを検出した際には,該当優先度の先頭タスクにCPUの利用権を与えることにより,RI78V4のスケジューリング方式を実現しています。


戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了