第7章  メモリ・プール管理機能


本章では,RI600V4が提供しているメモリ・プール管理機能について解説しています。

7.1 概  要

RI600V4では,動的なメモリ獲得機能として“固定長メモリ・プール”および“可変長メモリ・プール”を提供しています。

固定長メモリ・プールは,扱えるメモリ・サイズは固定ですが,獲得/解放のオーバーヘッドが小さいという特長があります。

一方,可変長メモリ・プールは任意のメモリサイズを扱うことができますが,獲得/解放のオーバーヘッドは固定長メモリ・プールより劣ります。また,メモリ・プール領域の断片化の問題が発生します。