CA78K0Rの#pragma interrupt/vectおよびキーワード__interrupt, __interrupt_brkを，CC-RLの#pragma interrupt/interrupt_brkに変換します。
CA78K0Rの割り込み関数の書式は以下の通りです。
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#pragma interrupt(またはvect) 割り込み要求名 関数名 [スタック切り替え指定] [｛スタック使用指定 | 無変更指定 | レジスタバンク指定｝]
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または
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__interrupt 関数宣言
__interrupt_brk 関数宣言
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CC-RLの割り込み関数の書式は以下の通りです。
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#pragma interrupt [(]関数名[([vect=アドレス][,bank=レジスタバンク][,enable={true|false}])][)]
関数宣言
#pragma interrupt_brk [(]関数名[([bank=レジスタバンク][,enable={true|false}])][)]
関数宣言
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- | 割り込み要求名が存在する場合は，#include “iodefine.h”を出力します。 |
- | __interruptは#pragma interruptに，__interrupt_brkは#pragma interrupt_brkに変換します。 |
- | 割り込み要求名がBRK_Iの場合は，#pragma interrupt_brkに変換します。 |
- | 「割り込み要求名」は，アドレスを示すマクロとして「vect=アドレス」に変換します。マクロの値はiodefine.hで定義されます。 |
- | 「レジスタバンク指定」は，「bank=レジスタバンク」に変換します。 |
- | 「スタック切り替え指定」，「スタック使用指定」，「無変更指定」はCC-RLに存在しないため，メッセージを出力し削除します。 |
- | __interrupt, __interrupt_brkキーワードを用いた割り込み関数の宣言や定義にマクロやtypedefを使用した場合，関数名の判断を誤る可能性があります。予めマクロやtypedefを展開してから変換してください。 |
- | 同一関数に対するpragma指令とキーワードによる割り込み関数の記述がある場合，どちらも#pragma指令に変換することで，変換後に#pragma指令が重複してコンパイル・エラーが発生することがあります。この場合は，重複する記述を削除してください。 |
- | __interrupt, __interrupt_brkキーワードを指定した関数宣言の引数を省略した場合，CC-RLではコンパイル・エラーとなります。引数の型としてvoid型を記述してください。 |
［例］
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パターン1
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変換前
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#pragma vect INTP0 func sp=buff+10 rb1
void func(void) { }
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変換後
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#pragma interrupt func(vect=INTP0, bank=RB1)
void func(void) { }
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パターン2
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変換前
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__interrupt void func(void) { }
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変換後
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#pragma interrupt func
void func(void) { }
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パターン3
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変換前
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#pragma interrupt BRK_I func
void func(void) { }
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変換後
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#pragma interrupt_brk func
void func(void) { }
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パターン4
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変換前
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__interrupt void func1(void), func2(void);
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変換後
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#pragma interrupt func1
void func1(void);
#pragma interrupt func2
void func2(void);
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パターン5
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変換前
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#pragma interrupt INTP0 func
__interrupt func(void);
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変換後
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#pragma interrupt func(vect=INTP0)
void func(void);
#pragma interrupt func
void func(void);
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対応
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CC-RLでは#pragma指令の重複でエラーとなります。キーワードから変換した#pragma指令を削除してください。
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パターン6
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変換前
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typedef void func_t(void);
__interrupt func_t f1;
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変換後
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typedef void func_t(void);
__interrupt func_t f1;
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対応
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CC-RLではコンパイル・エラーとなります。予めtypedefやマクロを展開してください。
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