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19.10 データ・キュー情報(dataqueue[])
ここでは,各データ・キュー定義します。
形式
< >内は,ユーザが記述する部分を示します。
 dataqueue[ <1. ID番号> ] {
     name          = <2. ID名称(name)>;
     buffer_size   = <3. データ数(buffer_size)>;
     wait_queue    = <4. 待ちキュー属性(wait_queue)>;
 };

1 ) ID番号
- 説明
データ・キューID番号を定義します。
- 定義形式
数値
- 定義範囲
1~255
- 省略時の扱い
cfg600がID番号を自動的に割り当てます。
- 備考
ID番号は,1から漏れなく付与される必要があります。つまり,ID番号を指定する場合は,その値は定義するオブジェクト数以下でなければなりません。
2 ) ID名称(name
- 説明
ID名称を定義します。指定されたID名称は,システム情報ヘッダ・ファイル(kernel_id.h)に以下の形式で出力されます。
 #define <ID名称>   <ID番号>
- 定義形式
シンボル
- 定義範囲

- 省略時の扱い
省略不可
3 ) データ数(buffer_size
- 説明
データ・キューに格納可能なデータ数を定義します。
- 定義形式
数値
- 定義範囲
0~65535
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時は0)を適用
4 ) 待ちキュー属性(wait_queue
- 説明
送信待ちキューの属性を定義します。
なお,受信待ちキューは常にFIFO順で管理されます。
- 定義形式
シンボル
- 定義範囲
以下のいずれか。
TA_TFIFO: FIFO順
TA_TPRI: タスクの現在優先度順
ただし,同じ現在優先度のタスクの中ではFIFO順
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時はTA_TFIFO)を適用