Everything
19.11 メールボックス情報(mailbox[])
ここでは,各メールボックスを定義します。
形式
< >内は,ユーザが記述する部分を示します。
1 ) ID番号
- 説明
メールボックスID番号を定義します。
- 定義形式
数値
- 定義範囲
1~255
- 省略時の扱い
cfg600がID番号を自動的に割り当てます。
- 備考
ID番号は,1から漏れなく付与される必要があります。つまり,ID番号を指定する場合は,その値は定義するオブジェクト数以下でなければなりません。
2 ) ID名称(name
- 説明
ID名称を定義します。指定されたID名称は,システム情報ヘッダ・ファイル(kernel_id.h)に以下の形式で出力されます。
 #define <ID名称>   <ID番号>
- 定義形式
シンボル
- 定義範囲

- 省略時の扱い
省略不可
3 ) 待ちキュー属性(wait_queue
- 説明
待ちキューの属性を定義します。
- 定義形式
シンボル
- 定義範囲
以下のいずれか。
TA_TFIFO: FIFO順
TA_TPRI: タスクの現在優先度順
ただし,同じ現在優先度のタスクの中ではFIFO順
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時はTA_TFIFO)を適用
4 ) メッセージのキューイング属性(message_queue
- 説明
メッセージのキューイング属性を定義します。
- 定義形式
シンボル
- 定義範囲
以下のいずれか。
TA_MFIFO: メッセージの送信要求を行った順
TA_MPRI: メッセージの優先度順
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時はTA_MFIFO)を適用
5 ) 最大メッセージ優先度(max_pri
- 説明
message_queueにTA_MPRIを指定した場合,1~max_priのメッセージ優先度を使用できます。
なお,message_queueにTA_MFIFOを指定した場合,本項目は単に無視されます。
- 定義形式
数値
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時は1)を適用