低水準インタフェース・ルーチンから呼ばれる,入出力を行うファイルの内容を入出力機能用のプログラムに置き換えます。
標準入出力用の機能GETC,PUTCについては,1文字の入出力を行う関数 “charput”,“charget”(_charput,_charget)をデバッグ・コンソール機能用のプログラムに置き換え,デバッグ・コンソール パネル上へデータの入出力を行います。
シミュレータの入出力機能を実現するためには,まず,プロパティ パネルの[デバッグ・ツール設定]タブ上の[ストリーム入出力]【シミュレータ】カテゴリ内の[ストリーム入出力用アドレス]プロパティにおいて,入出力用の特定のアドレスを指定します。0〜“アドレス空間の終了アドレス”の範囲のアドレス式を直接入力で指定してください。
シミュレータは,プログラムの命令を実行中に,指定したアドレスへのサブルーチン分岐命令(BSR,JSR)を検出すると,R1,R2レジスタの内容をパラメータとして入出力処理を行います。
したがって,入出力処理を行う前にプログラム内に次の設定をしておきます。
パラメータ・ブロックの内容は,各入出力機能の説明を参照してください。