ref_mem

概要

メモリ・オブジェクトの詳細情報の参照

C言語形式

 ER      ref_mem ( VP base, T_RMEM *pk_rmem );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 VP      base;
メモリ・オブジェクトの先頭アドレス

O

 T_RMEM *pk_rmem;
メモリ・オブジェクト詳細情報を格納する領域へのポインタ



【 アクセス許可ベクタACVCTの構造 】

 typedef struct  acvct {
         ACPTN   acptn1;         /*オペランド・リード・アクセス許可パターン*/
         ACPTN   acptn2;         /*オペランド・ライト・アクセス許可パターン*/
         ACPTN   acptn3;         /*実行アクセス許可パターン*/
 } ACVCT;


【 メモリ・オブジェクト詳細情報T_RMEMの構造 】

 typedef struct  t_rmem {
         ACVCT   acvct;          /*アクセス許可ベクタ*/
 } T_RMEM;


機能

先頭アドレスがbaseのメモリ・オブジェクトの状態をpk_rmemで指定された領域に格納します。

アクセス許可パターンは,ビットN-1がドメインID#Nからのアクセス許可を示し,1が許可,0が禁止を示します。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_PAR

-17

パラメータ・エラー

- pk_rmem == NULL

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。

- 非タスクから本サービス・コールを発行した。

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反

- スタック・ポインタが呼出しタスクのユーザ・スタック領域の範囲外を指している。

- 呼び出しタスクからのpk_rmemが示す領域に対するオペランド・ライト・アクセス許可がない。

E_NOEXS

-42

オブジェクト未生成

- 先頭アドレスがbaseのメモリ・オブジェクトが存在しない。