rel_mpf

概要

メモリ・ブロックの返却

C言語形式

 ER      rel_mpf ( ID mpfid, VP blk );
 

アセンブリ言語形式

 MOVW    BC, #LOWW(_blk)
 MOV     A, #mpfid
 CALL    !!_rel_mpf
 

パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      mpfid;
固定長メモリ・プールのID

I

 VP      blk;
メモリ・ブロックの先頭アドレス

 

機能

mpfidで指定された固定長メモリ・プールにblkで指定されたメモリ・ブロックを返却します。

ただし,本サービス・コールを発行した際,対象固定長メモリ・プールの待ちキューにタスクがキューイングされていた場合には,メモリ・ブロックの返却処理は実行されず,該当タスク(待ちキューの先頭タスク)にメモリ・ブロックが渡されます。

これにより,該当タスクは,待ちキューから外れ,WAITING状態(メモリ・ブロック待ち状態)からREADY状態へ,またはWAITING-SUSPENDED状態からSUSPENDED状態へと遷移します。

備考1 本サービス・コールを発行した際,待ちキューの先頭タスクがREADY状態へと遷移する場合は,該当タスクの優先度に対応したレディ・キューの最後尾にキューイングし直す処理もあわせて実行されます。

備考2 RI78V4では,メモリ・ブロックを返却する際,メモリ・ブロックのクリア処理を行っていません。したがって,返却されたメモリ・ブロックの内容は不定となります。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了