ルネサス
-PADDING
セクションの終端にデータを埋め込みます。
[指定形式]
-
省略時解釈
なし
[詳細説明]
セクション・サイズが,セクションのアライメントの倍数となるように,セクションの終端にデータを埋め込みます。
[使用例]
以下の場合,Pセクションに2バイトのパディング・データを埋め込み,サイズを0x08バイトにしてリンク処理を行います。
Pセクションのアライメント : 4バイト
Pセクションのサイズ : 0x06バイト
Cセクションのアライメント : 1バイト
Cセクションのサイズ : 0x03バイト
>rlink a.obj b.obj -start=P,C/0 -padding
以下の場合,Pセクションに2バイトのパディング・データを埋め込み,サイズを0x08バイトにしてリンク処理を行うと,Cセクションと重複してしまうため,エラーを出力します。
>rlink a.obj b.obj -start=P/0,C/7 -padding
[備考]
生成するパディング・データの値は0x00です。
絶対アドレス・セクションにはパディングを行わないため,絶対アドレス・セクションのサイズはユーザにて調整してください。
V1.00.01 ではテキストデータ,const 変数,および初期値がある変数のセクションのみを対象としてパディング・データを埋め込んでいましたが,V1.01.00以降では初期値がない変数のセクションも対象とします。