11.3.5 分離演算子

【V1.01のみ】

リロケータブル項に分離演算子を適用した場合,本来()で囲まれたパラメータのみを演算の対象としますが,()の後ろに記載された値(シンボル含む)まで含めて演算対象となります。対象となる分離演算子は以下のとおりです。

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HIGH,LOW,HIGHW,LOWW,MIRHW,MIRLW,SMRLW

 

_L:
        mov A, !HIGH(_L) + 0x44         ; !HIGH(_L + 0x44)と解釈

 

【V1.02以降】

リロケータブル項にネストした分離演算子を適用し,分離演算項と定数との加減算を記述した場合,本来()で囲まれたパラメータを演算の対象としますが,()内の定数を()の後ろに記載した動作となります。対象となる分離演算子は以下のとおりです。

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HIGH,LOW,HIGHW,LOWW,MIRHW,MIRLW,SMRLW

 

_L:
        mov A,!HIGH(LOWW(_L+0x44)+0x55) ; !HIGH(LOWW(_L+0x44))+0x55と解釈