[メールボックス]タブ

RI850V4のメールボックス情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

図A―14  [メールボックス]タブ



ここでは,次の項目について説明します。

- [オープン方法]

- [各エリアの説明]

- [コンテキスト・メニュー]

[オープン方法]

- [デバッグ]メニュー→[デバッグ・ツールへダウンロード]を選択

- [表示]メニュー→[リアルタイムOS]→[リソース情報]を選択

[各エリアの説明]

(1) 情報表示エリア

(a) 第1階層

RI850V4のメールボックス情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。

オブジェクト名

メールボックスの現在状態を示すアイコン,およびメールボックスの名前を以下の形式で表示します。

アイコン 名前

なお,名前が未定義の場合には,“ID”が表示されます。

待ちタスクあり

待ちメッセージあり

待ちタスク/待ちメッセージなし

ID

メールボックスのIDを表示します。

キュー状態

メールボックスの現在状態を表示します。

Waiting Tasks

待ちタスクあり

Waiting Messages

待ちメッセージあり

Empty

待ちタスク/待ちメッセージなし

メッセージ最大優先度

メッセージの優先度範囲を表示します。

なお,メッセージのキューイング方式が“メッセージの送信要求を行った順TA_MFIFO”の場合には,“-”が表示されます。

属性

メールボックスの属性(タスクのキューイング方式,メッセージのキューイング方式)を以下の形式で表示します。

 タスク メッセージ

【タスクのキューイング方式】

TA_TFIFO

メッセージの受信要求を行った順

TA_TPRI

タスクの優先度順

【メッセージのキューイング方式】

TA_MFIFO

メッセージの送信要求を行った順

TA_MPRI

メッセージの優先度順



(b) 第2階層

- 待ちタスク情報

メールボックスにタスクがキューイングされている場合に限り,待ちタスク情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

なお,待ちタスク情報についての詳細は,[タスク]タブを参照してください。

図A―15  [メールボックス]タブ(待ちタスク情報)



備考1.  待ちタスク情報(オブジェクト名,IDなど)の各セルをダブルクリックした際には,タスクのソース・ファイルをエディタ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

2.  待ちタスク情報(現在のタスクSP,タスク・スタック・エリア)のセルをダブルクリックした際には,タスク・スタックの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

- 待ちメッセージ情報

メールボックスにメッセージがキューイングされている場合に限り,待ちメッセージ情報(メッセージ・アドレス,メッセージ優先度など)を表示します。

図A―16  [メールボックス]タブ(待ちメッセージ情報)



なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。

メッセージ・アドレス

アイコン,およびメッセージの先頭アドレスを以下の形式で表示します。

   先頭アドレス

メッセージ優先度

メッセージの優先度を表示します。

なお,メッセージに優先度が付与されていない場合には,“-”が表示されます。



備考  待ちメッセージ情報(メッセージ・アドレス,メッセージ優先度)のセルをダブルクリックした際には,メッセージの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

[コンテキスト・メニュー]

マウスを右クリックすることにより表示されるコンテキスト・メニューは,クリックする部位により以下のように異なります。

(1) ヘッダ行

表示

表示有無を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

オブジェクト名,ID,キュー状態,メッセージ最大優先度,属性

チェック状態

該当項目を表示します。

非チェック状態

該当項目を表示しません。

表記

表記進数を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

ID,メッセージ最大優先度

10進数

該当項目を10進数で表示します。

16進数

該当項目を16進数で表示します。



(2) フッタ行

表示項目のリセット

表示状態(表示有無,表記進数,表示順序,表示幅など)を初期状態に戻します。