[ダウンロード・ファイル設定]タブでは,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。
なお,ダウンロード方法については,「2.5 ダウンロード/アップロード」を参照してください。
(1) [ダウンロード]
(2) [デバッグ情報]
図 A.13 | プロパティ パネル:[ダウンロード・ファイル設定]タブ |
[各カテゴリの説明]
ダウンロードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。
ダウンロードするファイル
|
ダウンロードするファイルを指定します注1。
サブプロパティとして,ダウンロードするファイル名,およびダウンロード条件を下段に展開表示します。
|
デフォルト
|
[ダウンロードするファイルの数]
|
変更方法
|
ダウンロード・ファイル ダイアログによる選択
ダウンロード・ファイル ダイアログは,このプロパティを選択すると欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックすることでオープンします(このパネル上でダウンロード・ファイルを指定することはできません)。
|
ダウンロード後にCPU をリセットする
|
ダウンロード後にCPUをリセットするか否かを選択します。
なお,このプロパティは,選択しているマイクロコントローラがダウンロード完了後常にCPUをリセットする場合は表示されません。
|
デフォルト
|
はい
|
変更方法
|
ドロップダウン・リストによる選択
|
指定可能値
|
はい
|
ダウンロード後にCPUをリセットします。
|
いいえ
|
ダウンロード後にCPUをリセットしません。
|
ダウンロード・モードの選択
(【シミュレータ】以外)
|
フラッシュROMへダウンロードを行う際のダウンロード・モードを選択します。
|
デフォルト
|
スピード優先
|
変更方法
|
ドロップダウン・リストによる選択
|
指定可能値
|
スピード優先
|
先頭データと最終データ間の空き領域はFFHで補完されます。書き込みデータの量を減らすため,ダウンロード速度は速くなります。
|
データ優先
|
空き領域はダウンロード前の値が保持されます。
空き領域のデータを一度読み込むため,ダウンロード速度は非常に遅くなります。
|
ダウンロード前にフラッシュROMを消去する
(【シミュレータ】以外)
|
ダウンロード前にフラッシュROMを消去するか否かを選択します。
|
デフォルト
|
いいえ
|
変更方法
|
ドロップダウン・リストによる選択
ただし,[ダウンロード・モードの選択]プロパティにおいて[データ優先]を選択した場合は変更不可
|
指定可能値
|
はい
|
ダウンロード前にフラッシュROMを消去します。
|
いいえ
|
ダウンロード前にフラッシュROMを消去しません。
|
イベント設定位置の自動変更方法
|
再ダウンロードすることにより,現在設定されているイベントの設定位置(アドレス)が命令の途中になる場合の再設定方法を選択します注2。
|
デフォルト
|
イベントを保留にする
|
変更方法
|
ドロップダウン・リストによる選択
|
指定可能値
|
命令の先頭に移動する
|
命令の先頭アドレスに対象イベントを再設定します。
|
イベントを保留にする
|
対象イベントを保留状態にします。
|
予約領域の上書きをチェックする
【E1】【E20】
【EZ Emulator】
|
ダウンロードの際に,エミュレータが使用する予約領域に対して上書きした場合に,メッセージを出力するか否かを選択します。
|
デフォルト
|
はい
|
変更方法
|
ドロップダウン・リストによる選択
|
指定可能値
|
はい
|
予約領域に上書きした場合,メッセージを出力します。
|
いいえ
|
予約領域に上書きしても,メッセージを出力しません。
|
注 1. | メイン・プロジェクト/サブプロジェクトでビルド対象に指定しているファイルは,ダウンロードの対象ファイルから削除することはできません(デフォルトで自動的にダウンロード・ファイルとして登録されます)。
なお,ダウンロード可能なファイル形式については,「表 2.1 ダウンロード可能なファイル形式」を参照してください。 |
注 2. | デバッグ情報がないイベント設定位置のみが対象となります。デバッグ情報がある場合のイベント設定位置は,常にソース・テキスト行の先頭に移動します。 |
デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。
CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する
|
CPUリセット後に,プログラムを指定シンボル位置まで実行するか否かを選択します。
|
デフォルト
|
はい
|
変更方法
|
ドロップダウン・リストによる選択
|
指定可能値
|
はい
|
プログラムを指定シンボル位置まで実行します。
|
いいえ
|
CPUリセット後にプログラムを実行しません。
|
指定シンボル
|
CPUリセット後に,プログラムを実行して停止する位置を指定します。
なお,このプロパティは,[CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。
|
デフォルト
|
_main
|
変更方法
|
キーボードからの直接入力
|
指定可能値
|
0〜“アドレス空間の終了アドレス”のアドレス式
|
メモリ使用量の上限サイズ[Mバイト]
|
デバッグ情報の読み込みで使用するメモリ・サイズの上限値を指定します注。
|
デフォルト
|
500
|
変更方法
|
キーボードからの直接入力
|
指定可能値
|
100〜1000の10進数値
|
注 | 上限値を小さくした場合,デバッグ情報の破棄と再読み込みが頻繁に行われるため,デバッグ・ツールの応答性が低下する場合があります。 |