2.9.1.1 表示位置を指定する

表示位置指定エリアにアドレス式を指定することにより,メモリ値の表示開始位置を指定することができます(デフォルトでは,0x0番地より表示を開始します)。

備考

コンテキスト・メニューの[表示アドレス・オフセット値を設定...]を選択することでオープンするアドレス・オフセット設定 ダイアログにより,メモリ値の表示開始アドレスにオフセット値を設定することができます。

図 2.87

表示位置指定エリア(メモリ パネル)

(1)

アドレス式の指定

表示したいメモリ値のアドレスとなるアドレス式をテキスト・ボックスに直接入力します。最大1024文字までの入力式を指定することができ,その計算結果を表示開始位置アドレスとして扱います。

なお,マイクロコントローラのアドレス空間よりも大きいアドレス式が指定された場合は,上位のアドレス値をマスクして扱います。

ただし,32ビットで表現できる値より大きいアドレス式を指定することはできません。

備考 1.

このテキスト・ボックスで[Ctrl]+[Space]キーを押下することにより,現在のキャレット位置のシンボル名を補完することができます(「2.18.2 シンボル名の入力補完機能」参照)。

備考 2.

指定したアドレス式がシンボルを表現し,サイズが判明する場合では,そのシンボルの先頭アドレスから終了アドレスまでを選択状態で表示します。

(2)

アドレス式の自動/手動評価の指定

表示開始位置を変更するタイミングは,[停止時に移動]チェック・ボックスの指定,および[移動]ボタンにより決定します。

[停止時に移動]

 

プログラム停止後,自動的にアドレス式の評価を行い,その計算結果のアドレスにキャレットが移動します。

 

プログラム停止後,アドレス式の評価を自動的に行いません。

この場合,[移動]ボタンをクリックすることにより,アドレス式の評価を行います。

[移動]

[停止時に移動]チェック・ボックスのチェックをしなかった場合,このボタンをクリックすることによりアドレス式の評価を行い,その計算結果のアドレスにキャレットが移動します。