デバッグ・コンソール パネル


コンソールとプログラム間で,データのやり取りを行います。標準ライブラリ関数を実装したプログラムを実行することにより,実現しています。

なお,このパネルは,デバッグ・ツールと接続時のみオープンすることができます。

図 A.22

デバッグ・コンソール パネル

 

ここでは,以下の項目について説明します。

[オープン方法]

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[表示]メニュー→[デバッグ・コンソール]の選択

[各エリアの説明]

(1)

入出力エリア

プログラム内に実装した標準ライブラリ関数,例えば,scanf関数によるキーボード入力データの読み込み,printf関数によるデータの出力を行うことができます。

また,パネル上でのCOMポートの指定により,対象のCOMポートへプログラムの標準入出力をリダイレクトできます。

この機能を使用するには,プログラム内にデバッグ・ツールが提供する低水準インタフェース・ルーチンの実装が必要です(「2.20 デバッグ・コンソールの使用」参照)。

備考

【シミュレータ】
シミュレータが提供する入出力機能の詳細については,「B. 入出力機能」を参照してください。

(a)

表示の拡大/縮小

デバッグ・コンソール パネルにフォーカスがある状態で,メイン・ウインドウのツールバー上にある拡大率のドロップダウン・リストを変更することにより,デバッグ・コンソール パネルの表示を拡大/縮小することができます。

また,[Ctrl]キーとマウス・ホイールを組み合わせることでも変更可能です。

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[Ctrl]キーを押下しながらマウス・ホイールを前方に動かすと,デバッグ・コンソール パネルの表示を拡大し,表示が大きく見やすくなります(最大300%)。

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[Ctrl]キーを押下しながらマウス・ホイールを後方に動かすと,デバッグ・コンソール パネルの表示を縮小し,表示が小さくなります(最小25%)。

 

なお,拡大率を変更した状態のパネルをクローズした場合,拡大率は保持されます(再度パネルをオープンする際に,変更した拡大率でオープンします)。

[[編集]メニュー(デバッグ・コンソール パネル専用部分)]

デバッグ・コンソール パネル専用の[編集]メニューは以下のとおりです(その他の項目は共通です)。

コピー

選択している文字列をクリップ・ボードにコピーします。

貼り付け

クリップ・ボードの内容をキャレット位置に挿入します。

すべて選択

このパネルに表示しているすべての文字列を選択状態にします。

[コンテキスト・メニュー]

コピー

選択している文字列をクリップ・ボードにコピーします。

貼り付け

クリップ・ボードの内容をキャレット位置に挿入します。

クリア

このパネルの表示をクリアします。

デバッグ・コンソール有効/無効

デバッグ・コンソール機能の有効(デフォルト)/無効を選択します(トグル)。

なお,デバッグ・コンソール機能を無効化にすると,パネルの背景色がグレーになります。

COMポートの設定...

マイクロコントローラからの通信をリダイレクトするホスト・マシン上のCOMポートを設定するために,COMポート設定 ダイアログをオープンします。

ログ・ファイル指定...

このパネルに表示している内容を指定したログ・ファイル(*.log)に保存するために,ログ・ファイルの指定 ダイアログをオープンします。

ロギングを開始します。

ロギング開始/停止

ロギングの開始(デフォルト)/停止を選択します(トグル)。

ただし,ログ・ファイルを指定していない場合,この項目は無効になります。

ローカル・エコー・バック有効/無効

ローカル・エコー・バックの有効(デフォルト)/無効を選択します(トグル)。

ローカル・エコー・バックが無効の場合,入力したデータはこの パネル上に出力しません。