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2.4 初期停止状態・スタンバイモードのデバッグ

この節では,選択しているマイクロコントローラが初期停止状態,または特定のスタンバイモード機能を搭載している場合における,初期停止状態・スタンバイモード向けのデバッグ機能を有効にする方法,及び使用上の注意事項について説明します。

注意

シミュレータは本機能に対応していません。

 

この節では一部の説明について,マイクロコントローラのステータスをメイン・ウインドウと同様に以下のように呼称します。

表 2.2

マイクロコントローラのステータス

内容

マイクロコントローラのステータス

Stop

STOPモード中

Initial Stop

初期停止状態

Deep Stop

Deep Stopモード中

Cyclic Run

Cyclic Runモード中

Cyclic Stop

Cyclic Disableモード中

Cyclic Disable

メインコアがCyclic RunモードまたはCyclic Stopモードの時の,メインコア以外のコアの状態

-

有効にする方法

初期停止状態・スタンバイモードをデバッグする場合,以下の設定を行います。

プロパティ パネル[接続用設定]タブ上の[ターゲット・ボードとの接続]カテゴリ

[初期停止・スタンバイモードをデバッグする]プロパティ

[はい]

-

使用上の注意事項

(a)

本機能を使用しない場合,スタンバイモードに遷移するプログラムはデバッグできません。

(b)

本機能を使用する場合,以下の機能は使用できません。

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非同期デバッグ・モード

-

ソフトウェア・トレースのLPD出力

-

外部トリガ入力

-

外部トリガ出力

-

CAN受信処理時間測定

非同期デバッグ・モードを使用する場合,初期停止状態に限り以下の方法でデバッグすることができます。

マイクロコントローラ(CPU)をリセットしてから実行する(初期停止デバッグ)

(c)

本機能により以下のステータスのコア(PE)がデバッグ可能となります。

-

Initial Stop

-

Cyclic Run

-

Cyclic Runモード中のCyclic Disable

 

ただし,Cyclic Runモード中はフラッシュ書き換えを伴う以下の機能は使用できません。

-

ダウンロード

-

ソフトウエア・ブレークの設定,削除

 

また以下のステータスのコアについてはプログラム実行,CPUレジスタの参照,ブレーク・ポイントの設定,削除はできません。

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Initial Stop

-

Cyclic Runモード中のCyclic Disable

 

以下のステータスのコアについてはデバッグ操作不可となります。ステータスの参照等一部のデバッグ機能のみ使用可能です。

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Stop

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Deep Stop

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Cyclic Stop

-

Cyclic Stopモード中のCyclic Disable