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Parts Key Properties ダイアログ


入出力パネル ウインドウの接続部品の一つであるキー・マトリクスの端子接続情報の設定,変更を行います。

入力シミュレーション・モード時,端子と接続したキーからは,シミュレータに対して入力操作が可能になります。

入力端子と出力端子によるキー・マトリクスは,最大16×16まで設定可能です。

なお,キー・マトリクスの表示スタイルには,図形とビットマップの2種類があり,これらスタイルの変更は[[スタイル]タブ]で行います。

注意

キー・マトリクスを端子に接続する際は,接続端子のプルアップ/プルダウン設定も合わせて行う必要があります。キーの押下時,キーと接続された入力端子には,該当キーに接続された出力端子の出力値が入力されます。なお,キーの非押下時の値は,プルアップ/プルダウン設定 ダイアログで指定した値になります。
プルアップ/プルダウンの設定を行わない場合,入力端子はハイ・インピーダンス状態になります。このため,入力端子に接続された機能の動作は不定となります。

図 A.69

Parts Key Properties ダイアログ:[キーマトリクス端子接続]タブ

図 A.70

Parts Key Properties ダイアログ:[スタイル]タブ

 

ここでは,次の項目について説明します。

[オープン方法]

入出力パネル ウインドウにおける次のいずれか

-

部品オブジェクト“キー・マトリクス”をダブルクリック

-

部品オブジェクト“キー・マトリクス”のコンテキスト・メニューより[プロパティ...]を選択

-

部品オブジェクト“キー・マトリクス”を選択したのち,[表示]メニュー→[プロパティ...]を選択

[[キーマトリクス端子接続]タブ]

(1)

端子接続情報設定エリア

ラベル

部品に名前を付ける際に指定します。

ここで指定した名前は部品一覧 ダイアログ上でラベルとして表示されます。

接続端子

接続する端子名(入力端子,出力端子)を指定するエリアです。

指定は,ドロップダウン・リストからの選択,または直接入力により行います。

このエリアは,スクロール・バーにより16×16端子の設定が可能です。

In0~In15

入力端子を指定します。

Out0~Out15

出力端子を指定します。

N00~Nff

キー・マトリクス上に表示する文字列を直接入力により指定します。任意の長さの文字列が指定可能です。

デフォルトの記述文字列(N数字)は,キー上には表示されません。

保有時間

入力した値を保持させる時間(保有時間)を指定します(デフォルト:0.5ミリ秒)。

指定可能範囲は0.001~999ミリ秒です。

なお,保有時間内に同じ入力端子に入力されるキーを複数個,押下した場合には,最後にクリックしたキーが有効になります。

CPUリセット時

CPUリセット時のキー・マトリクスの動作を指定します。

CPUリセット前を維持

CPUリセット時,キー・マトリクスの状態が変化しません。

インアクティブ

CPUリセット時,キー・マトリクスがすべて押されていない状態になります(デフォルト)。

備考

指定する端子名に関しては,使用するマイクロコントローラのユーザーズ・マニュアルを参照してください。

[[スタイル]タブ]

(1)

スタイル情報設定エリア

図形

キー・マトリクスを図形で表示する場合,このオプション・ボタンを選択します。

形状

図形の形状(四角,楕円のいずれか)を選択します。

選択不可

図形の線に関する指定,変更を行います。

プルダウン・ボタンをクリックすることにより色の指定が可能です。

太さ

線の太さを指定します。

スピン・ボタンでの選択,または直接入力により行います。

1~100までの範囲での指定が可能です。

アクティブ

アクティブ表示時の線の色を指定します。

インアクティブ

インアクティブ表示時の線の色を指定します。

塗りつぶし

図形の塗りつぶしに関する指定,変更を行います。

プルダウン・ボタンをクリックすることにより色の指定が可能です。

アクティブ

アクティブ表示時の塗りつぶしの色を指定します。

インアクティブ

インアクティブ表示時の塗りつぶしの色を指定します。

ビットマップ

キー・マトリクスを指定したビットマップで表示する場合,このオプション・ボタンを選択します(デフォルト)。

選択リスト

使用するビットマップを選択します(リストには,現在選択可能なビットマップが表示されます)。

[追加]ボタン

次のビットマップの追加 ダイアログがオープンし,選択リストに新規にビットマップを追加します。[...]ボタンによるファイル選択,または直接入力によりファイルを指定します。

 

[削除]ボタン

現在選択リストで選択しているビットマップを削除します。

ただし,ユーザにより追加されれたビットマップのみ削除可能です。

(2)

プレビュー・エリア

現在設定しているキー・マトリクスのスタイルを表示します。

[機能ボタン]

ボタン

機能

OK

設定を有効にし,このダイアログをクローズします。

キャンセル

設定を無視し,このダイアログをクローズします。

適用

選択不可

ヘルプ

このダイアログのヘルプを表示します。

[表示例と操作方法]

入力シミュレーション・モード時,次の操作を行うことができます。

 

(1) 同時に複数個のキーを操作する

(2) キーの入力値をロックする

(1)

同時に複数個のキーを操作する

同時に入力したいキーの片方をマウスの右ボタンでクリックし,待ち状態にします。続いて残りのキーをクリックすることにより,先の待ち状態が解除され両方のキーを同時に入力することができます。複数のキーを待ち状態にすることにより,複数のキーの同時入力が可能になります。

ただし,同じ入力端子への入力になる場合には,後から入力したキーが有効となります。

(2)

キーの入力値をロックする

任意のキーに対してマウスの右ボタンを押しながら,マウスの左ボタンをクリックすることにより,その時のキーの入力値がロックされます。ロック状態中に,ロックされたキーと同じ入力端子への入力になるキーがクリックされた場合には,後から入力したキーの入力値が有効になりますが,そのキーの保有時間が経過すると再度ロック状態時の入力値になります。

ロック状態のキーをクリックすることによりロックが解除され,右ボタンでクリックすることにより待ち状態になります。

図 A.71

接続部品表示例(キー・マトリクス)