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[データフラッシュ・エミュレーション設定]タブ【IECUBE】


[データフラッシュ・エミュレーション設定]タブでは,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ただし,このタブは,選択しているマイクロコントローラがデータフラッシュ・メモリ内蔵品の場合のみ表示されます。

 

(1) [データフラッシュ・エミュレーション]

(2) [書き込み時間設定]

(3) [マクロ・サービス・エラー]

[各カテゴリの説明]

(1)

[データフラッシュ・エミュレーション]

データフラッシュ・エミュレーション機能に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

データフラッシュ・エミュレーションを行う

データフラッシュ・エミュレーション機能を使用するか否かを選択します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

データフラッシュ・エミュレーション機能を使用します。

いいえ

データフラッシュ・エミュレーション機能を使用しません。

(2)

[書き込み時間設定]

データフラッシュ・メモリへの書き込み時間に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

データフラッシュ・メモリへの書き込み時間

データフラッシュ・メモリへ書き込む際の遅延時間のシミュレート値を選択します。

デフォルト

フラッシュ・マクロ・スペック上の想定回数

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

リトライなし

リトライ回数を0とし,遅延時間=0(書き込み時間最速)とします。

フラッシュ・マクロ・スペック上の想定回数

使用するフラッシュ・マクロのスペック上の想定回数を遅延時間とします。

フラッシュ・マクロ・スペック上の想定最大回数

使用するフラッシュ・マクロのスペック上の想定最大回数を遅延時間とします。

リトライ回数最大

リトライ回数を最大とし,遅延時間を最大(書き込み時間最長)とします。

書き込み対象アドレス

書き込みを行う際の遅延時間をシミュレートする対象アドレスを指定します。

デフォルト

F1000

変更方法

キーボードからの直接入力

指定可能値

0xF1000~0xFFFFFの16進数

書き込み対象アドレスのマスク値

書き込み対象アドレスに対するマスク値を指定します。

デフォルト

0

変更方法

キーボードからの直接入力

指定可能値

0x0~0xFFFFFの16進数

(3)

[マクロ・サービス・エラー]

データフラッシュ・マクロ・サービスに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

このカテゴリ内の各プロパティを設定することにより,通常のエミュレーションでは返ることのないエラー値を強制的に返すことができます。

マクロ・サービス・エラー

 

エミュレートを行うデータフラッシュ・マクロ・サービスで発生させるエラーを選択します。発生させるエラーの種類は,サブプロパティとして4パターン([0]/[1]/[2]/[3])まで指定することができます。

発生させるエラー

(サブプロパティ)

 

発生させるエラーの種類を指定します。

デフォルト

エラーを発生させない

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

エラーを発生させない

FlashBlankCheck でブランク・チェック・エラーを返す

FlashWrite で書き込みエラーを返す

FlashIVerify で内部ベリファイ・エラーを返す

エラー対象のアドレス

(サブプロパティ)

エラーを発生させるフラッシュ・メモリ領域内のアドレスを指定します。

なお,このプロパティは,[発生させるエラー]サブプロパティにおいて[エラーを発生させない]以外を指定した場合のみ表示されます。

デフォルト

F1000

変更方法

キーボードからの直接入力

指定可能値

0xF1000~0xFFFFFの16進数

アドレスのマスク値

(サブプロパティ)

エラーを発生させるアドレスのマスク値を指定します。

なお,このプロパティは,[発生させるエラー]サブプロパティにおいて[エラーを発生させない]以外を指定した場合のみ表示されます。

デフォルト

0

変更方法

キーボードからの直接入力

指定可能値

0x0~0xFFFFFの16進数