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[参照の検索]タブ


指定した関数/変数の参照箇所一覧を表示します。

なお,関数/変数の参照箇所一覧の出力方法についての詳細は,「2.11参照箇所を一覧表示する」を参照してください。

注意 1.

このタブは,参照箇所を一覧表示する操作を一度も実行していない場合は出現しません。

注意 2.

C/C++ソース・ファイル中の“#if”/“#ifdef”などで,コンパイル時にプリプロセッサにより除外されるコードにおいて参照されている箇所は参照箇所として出力されません。

注意 3.

関数ポインタへの代入による関数の参照は参照箇所として出力されません。

注意 4.

参照箇所の検索を行うごとに,出力された参照箇所一覧はクリアされます。

図 A.32

出力 パネル:[参照の検索]タブ

 

ここでは,次の項目について説明します。

[オープン方法]

-

[表示]メニュー→[出力]の選択

[各エリアの説明]

(1)

メッセージ・エリア

関数一覧 パネル変数一覧 パネルにおいて,関数/変数を参照している箇所を検索した際に,その結果として,次の参照箇所一覧を表示します(「2.11参照箇所を一覧表示する」参照)。

備考 1.

出力結果上の関数/変数をダブルクリックすることにより,エディタ パネルをオープンし,その関数/変数が定義されているソース・テキスト箇所へジャンプします。

備考 2.

対象関数名/対象変数名の強調表示色は,オプション ダイアログにおける[全般 - フォントと色]カテゴリ内[強調]項目の設定に依存します。

備考 3.

[ファイル]メニュー→[名前を付けて 出力-参照の検索 を保存...]を選択することにより,参照箇所一覧をテキスト・ファイル(*.txt)に保存することができます。

(a)

関数の参照箇所一覧の出力フォーマット

検索結果として出力される内容は,次の各部で構成されます。

図 A.33

関数の参照箇所一覧の出力フォーマット

 

参照検索開始

対象: 対象関数名

定義箇所: ファイル名(行数) : 該当箇所の1行  

参照箇所 (実行回数:回数 ): ファイル名(行数) : 該当箇所の1行  

 

 

関数 対象関数名 で呼び出している関数の一覧 :

呼び出し関数名

 

 

関数 対象関数名 で参照(リード/ライト)している変数の一覧 :

参照変数名

 

参照検索終了

A

対象関数の定義箇所と対象関数を参照している箇所の一覧

対象

検索の対象となった関数名を示します。

定義箇所

対象関数の定義箇所を示します。

ただし,クロス・リファレンス・ファイルから情報が取得できない場合は“なし”を表示します。

ファイル名(行数)

該当箇所が存在するファイル名注1を示します。

()内には,ファイル内における行数(行番号)を示します。

該当箇所の1行

該当箇所の1行をファイルから抜き出し表示します。

この際,対象関数名が強調表示されます。

参照箇所

対象関数を参照している箇所を列挙します。動的解析情報が存在する場合は,()内に対象関数の実行回数を示します。

ただし,クロス・リファレンス・ファイルから情報が取得できない場合は“なし”を表示します。

ファイル名(行数)

該当箇所が存在するファイル名注1を示します。

()内には,ファイル内における行数(行番号)を示します。

該当箇所の1行

該当箇所の1行をファイルから抜き出し表示します。

この際,対象関数名が強調表示されます。

B

対象関数内で呼び出している関数の一覧

呼び出し関数名

対象関数内で呼び出している関数名を列挙します。

ただし,呼び出している関数が存在しない場合は“なし”を表示します。

C

対象関数内で参照(リード/ライト)している変数の一覧

参照変数名

対象関数内で参照(リード/ライト)している変数名を列挙します注2

ただし,参照している変数が存在しない場合は“なし”を表示します。

関数一覧 パネルにおいて,[ファイル・パス]項目を表示している場合(デフォルトでは表示されません),ファイルの絶対パスを表示します。

図 A.34

関数の参照箇所一覧の出力例(動的解析情報が存在しない場合)

図 A.35

関数の参照箇所一覧の出力例(動的解析が存在する場合)

(b)

変数の参照箇所一覧の出力フォーマット

検索結果として出力される内容は,対象変数を定義している箇所,および対象変数を参照している箇所の一覧で構成されます。

図 A.36

変数の参照箇所一覧の出力フォーマット

参照検索開始

対象: 対象変数名

定義箇所 : ファイル名(行数) : 該当箇所の1行  

参照箇所 (リード/ライト回数:回数 ): ファイル名(行数) : 該当箇所の1行   

参照検索終了

対象

検索の対象となった変数名を示します。

定義箇所

対象変数の定義箇所を示します。

ただし,クロス・リファレンス・ファイルから情報が取得できない場合は“なし”を表示します。

ファイル名(行数)

該当箇所が存在するファイル名を示します。

()内には,ファイル内における行数(行番号)を示します。

該当箇所の1行

該当箇所の1行をファイルから抜き出し表示します。

この際,対象変数名が強調表示されます。

参照箇所

対象変数を参照している箇所を列挙します。動的解析情報が存在する場合は,()内に対象変数のリード/ライト回数を示します。

ただし,クロス・リファレンス・ファイルから情報が取得できない場合は“なし”を表示します。

ファイル名(行数)

該当箇所が存在するファイル名を示します。

()内には,ファイル内における行数(行番号)を示します。

該当箇所の1行

該当箇所の1行をファイルから抜き出し表示します。

この際,対象変数名が強調表示されます。

変数一覧 パネルにおいて,[ファイル・パス]項目を表示している場合(デフォルトでは表示されません),ファイルの絶対パスを表示します。

備考

extern宣言が記述されている変数の行は,参照箇所として扱います。

図 A.37

変数の参照箇所一覧の出力例(動的解析情報が存在しない場合)

図 A.38

変数の参照箇所一覧の出力例(動的解析が存在する場合)