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-D


プリプロセッサ・マクロ,およびアセンブラ・シンボルを定義します。

[指定形式]

-Dname[=def][,name[=def]]...

 

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省略時解釈

なし

[詳細説明]

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プリプロセッサ・マクロ,およびアセンブラのユーザ定義シンボルとしてnameを定義します。

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ソース・プログラムの前に,#define name def,および.SET name def(アセンブリ・ソース・プログラムの場合のみ)を記述するのと同等です。

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nameが,アセンブラ・シンボルには使用可能であるがプリプロセッサ・マクロには使用できない文字(@,.,~)を含む場合,警告を出力してアセンブラ・シンボルとしてのみ定義します。

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本オプションでC言語の既定義マクロ__LINE__,__FILE__,__DATE__,__TIME__,__CCRH__を再定義することはできません(-D__CCRH__[=1],および-D__CCRH[=1]を除く)。
入力ファイルがCソース・ファイルの場合にこれらを再定義すると,エラーとなります。

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nameを省略した場合は,エラーとなります。

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=defを省略した場合,defは1とみなします。

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本オプションは,複数指定が可能です。

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同じプリプロセッサ・マクロ,およびアセンブラ・シンボルに対して,本オプションと-Uオプションを同時に指定した場合は,あとから指定したものが有効となります。

[使用例]

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プリプロセッサ・マクロとして sample=256を定義します。

>ccrh -Dsample=256 -Xcommon=rh850 main.c