.offset
セクション先頭からのオフセットを設定します。
[指定形式]
シンボル欄
ニモニック欄
オペランド欄
コメント欄
絶対式
[; コメント]
[機能]
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.offset疑似命令を記述した行以降の命令コードが格納されるセクション先頭からのオフセットを設定します。
.offset疑似命令以降,再びセクション定義疑似命令が現れるまで,有効です。
ソース・プログラムの先頭でセクション定義疑似命令が出現する前に,.offset疑似命令が記述された場合は,セクション名は“.text”,再配置属性は“TEXT”となります。
セクション名はダブルクォーテーション(")で囲んで指定することもできます。
例
.section "My_data", data
.offset 0x12
mov r10, r11 ;オフセットは0x12になる
[注意事項]
オペランドの値は「絶対値式」に従います。値として不正な記述をした場合はエラーとし,処理を終了します。
1つのセクション定義中に,複数回記述できます。ただし,.offset疑似命令記述行のオフセットよりも小さい値を設定した場合はエラーとなります。
.offset疑似命令のオペランドに記述可能な値は,0x0~0x7fffffffまでの範囲の絶対値式です。 ただし,実際には動作するホスト・マシンのメモリ量に制限されます。
.offset疑似命令の行以降,指定されたオフセットまでの間の領域の初期値は0x0となります。
.offset疑似命令を,再配置属性に“BSS”が付くセクションに記述した場合は,エラーとなります。