BINCLUDE
バイナリ・ファイルの入力をします。
[指定形式]
[△]$[△]BINCLUDE[△]([△]ファイル名[△])[△][;コメント]
[機能]
-
オペランドに指定したバイナリ・ファイルの内容を,本制御命令の置かれている位置に置かれたソース・プログラムのアセンブル結果であるとみなして扱います。
[詳細説明]
オプション(-l)で,インクルード・ファイルのサーチ・パスを指定することができます。
インクルード・ファイルの読み込みパスのサーチの順番は,次のとおりです。
(a)
オプション(-I)で指定されたフォルダ
(b)
標準インクルード・ファイル・フォルダ
(c)
ソース・ファイルのあるフォルダ
(d)
(元の)Cソース・ファイルのあるフォルダ
(e)
カレント・フォルダ
本制御命令は,バイナリ・ファイルの内容全体を扱います。リロケータブル・ファイルを指定した場合には,ELFフォーマットで構成されたファイル全体を扱います。.textセクション等の内容のみを扱うということではありません。
存在しないファイルを指定した場合,または,本制御命令を再配置属性に"BSS"が付くセクションに記述した場合,メッセージが出力され,アセンブルが中止されます。