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mov


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デバイスのmov命令は次の形式です。

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MOV reg1, reg2

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MOV imm5, reg2

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MOV imm32, reg1

 

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asrhでは,上記に加えて,次の形式も指定できます。

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mov32 imm32, reg1

32ビット長のimmを持つ48ビット長命令を,明示的に使用したい場合に指定します。

 

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“mov imm, reg2” の形式でreg2にr0を指定した場合,アセンブラでは,機械語命令の48 ビット長のmov 命令が1 つ生成されます。

 

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“mov imm, reg2”の形式でreg2にr0以外を指定し,immに次のものを指定した場合,アセンブラでは,命令展開が行われ,1個の機械語命令が生成されます。

(a)

-16~+15の範囲を越え-32768~+32767の範囲の絶対値式

指定形式

アセンブル結果

mov     imm16, reg
movea   imm16, r0, reg

(b)

-32768~+32767の範囲を越える絶対値式

immの値の下位16ビットがすべて0の場合

指定形式

アセンブル結果

mov     imm, reg
movhi   HIGHW(imm), r0, reg

 

上記以外の場合

指定形式

アセンブル結果

mov     imm, reg
mov     imm32, reg

16ビット長のmov命令を,48ビット長のmov命令に置き換えます。

(c)

!label,または%labelを持つ相対値式,およびsdata/sbss属性セクションに定義を持つラベルの$labelを持つ相対値式

指定形式

アセンブル結果

mov     !label, reg
movea   !label, r0, reg
mov     %label, reg
movea   %label, r0, reg
mov     $label, reg
movea   $label, r0, reg

(d)

#label,またはlabelを持つ相対値式,およびsdata/sbss属性セクションに定義を持たないラベルの$labelを持つ相対値式

指定形式

アセンブル結果

mov     #label, reg
mov     #label, reg
mov     label, reg
mov     label, reg
mov     $label, reg
mov     $label, reg

16ビット長のmov命令を,48ビット長のmov命令に置き換えます。