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   ext_tsk
  
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 自タスクをRUNNING状態からDORMANT状態へと遷移させます。
 
 これにより,自タスクは,レディ・キューから外れ,RI78V4のスケジューリング対象から除外されます。
 
 ただし,本サービス・コールを発行した際,自タスクに起動要求がキューイングされていた(起動要求カウンタが0x0以外であった)場合には,RUNNING状態からDORMANT状態への状態操作処理,および,起床要求カウンタの減算処理(起床要求カウンタから0x1を減算)を行ったのち,DORMANT状態からREADY状態への状態操作処理もあわせて実行されます。
 
 備考1 本サービス・コールでは,自タスクが
sig_sem,
get_mpfなどの発行により獲得したOS資源の返却は行いません。したがって,獲得中のOS資源については,本サービス・コールを発行する以前に返却する必要があります。
 
 備考2 本サービス・コールでは,RUNNING状態からDORMANT状態への状態操作処理を実行する際に,
 
 といった情報をタスクの生成時に設定される値で初期化しています。
 
 備考3 タスク内でreturn命令を記述した場合,本サービス・コールと同様の動作が実行されます。
 
 備考4 RI78V4では,“自タスクの終了”としてreturn命令を記述した方がコード効率が良くなります。