2.10.5 複数のブレーク・イベントを組み合わせる(組み合わせブレーク)【E1】【E20】【EZ Emulator】

2つ以上のブレーク・イベント(実行系およびアクセス系)を組み合わせて設定することで,設定されたブレーク・イベントが組み合わせ条件を満たした時点でプログラムの実行を停止させることができます。

設定可能な組み合わせブレークは1つのみです。そのため,2つ以上のブレーク・イベントを設定した場合,イベント パネル上では1つの組み合わせブレークの詳細情報内にブレーク・イベントが順に追加されます。

組み合わせブレークでは,次の組み合わせ条件が指定できます。

表 2.6

組み合わせブレークに対する組み合わせ条件

組み合わせ条件

説明

OR

設定されたブレーク・イベントの内,いずれかひとつでも条件が成立した時点でブレークします。

AND

時間軸に関係なく,設定された全てのブレーク・イベントの条件が成立した時点でブレークします。

シーケンシャル

指定した順序で設定されたブレーク・イベントの条件が成立するとブレークします。
また,組み合わせブレーク内のブレーク・イベントを1点のみリセットイベント(Rイベント)として登録することができます。登録されたブレーク・イベントが成立した場合,その時点まで成立していた他のブレーク・イベントの条件成立は全てクリアされます。

 

なお,組み合わせブレークを編集する場合,イベント パネルにおいて組み合わせブレークを選択したのち,コンテキスト・メニューの「条件の編集...」をクリックしてください。

ここでオープンするダイアログで編集します。

ダイアログによる編集の詳細については,「2.17.4.3 イベントの組み合わせ条件を編集する【E1】【E20】【EZ Emulator】」を参照してください。

注意 1.

組み合わせブレークの設定に関しては(有効イベント数の制限など),「2.17.7 イベント設定に関する留意事項」も参照してください。

注意 2.

イベントの組み合わせに関しては,「(1) 組み合わせ条件の編集」の注意も参照してください。

図 2.113

イベントパネル上における組み合わせブレーク(シーケンシャル)の設定例【E1】【E20】【EZ Emulator】