vsta_knl

ivsta_knl

概要

RI600PXの起動

C言語形式

 void    vsta_knl ( void );
 void    ivsta_knl ( void );
パラメータ

なし

機能

RI600PXを起動します。

本サービス・コールからリターンすることはありません。

本サービス・コールを発行するときは,必ず以下を満たす状態で無ければなりません。

- 全割り込みが受け付けられないこと(例えば,PSW.I == 0)

- CPUの動作モードがスーパバイザ・モード(PSW.PM == 0)であること

本サービス・コールの処理概要を,以下に示します。

1 ) ISPレジスタを,SIセクションの最終アドレス+1に初期化

2 ) INTBレジスタを,cfg600pxによって生成された可変ベクタ・テーブル(INTERRUPT_VECTORセクション)先頭アドレスに初期化

3 ) システム時刻を0に初期化

4 ) システム・コンフィギュレーション・ファイルで定義された各種オブジェクトの生成
ここで異常を検出した場合は,システム・ダウンとなります。


5 ) MPU(Memory Protection Unit)を初期化
ここで異常を検出した場合は,システム・ダウンとなります。


6 ) 基本クロック用タイマの初期化(基本クロック用タイマ初期化ルーチン(_RI_init_cmt_knl( ))の呼び出し)

7 ) スケジューラに制御を移す

本サービス・コールはμITRON4.0仕様外の機能です。

戻り値

なし