-OUtput


出力ファイルを指定します。

[指定形式]

-OUtput=suboption[, ...]
【V1.06以前】
  suboption := {file|file=range}
  range := {address1-address2|section[: ...]}
【V1.07以降】
  suboption := {file|file=range|file=range/load-address|file=/load-address}
  range := {address1-address2|section[: ...]}

 

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省略時解釈

出力ファイル名を「先頭入力ファイル名.デフォルト拡張子」とします。
デフォルト拡張子を以下に示します。

 

-form=absoluteオプション指定時 : abs

-form=relocateオプション指定時 : rel

-form=objectオプション指定時 : obj

-form=libraryオプション指定時 : lib

-form=hexadecimalオプション指定時 : hex

-form=stypeオプション指定時 : mot

-form=binaryオプション指定 時 : bin

[詳細説明]

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出力ファイルfileを指定します。

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address1address2には,出力範囲の先頭アドレス,終了アドレスを16進数で指定します。
出力範囲に“-”を指定した場合は常にアドレスと解釈します。

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sectionには,出力するセクションを指定します。
複数指定する場合は,コロン(:)で区切ります。

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-form={absolute|hexadecimal|stype|binary}オプションと同時に指定した場合は,複数のファイルを指定することができます。

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load-addressを指定すると,インテル拡張ヘキサ・ファイルまたはモトローラ・Sタイプ・ファイルを出力する際,ファイル上の先頭ロード・アドレスをload-addressで指定した値に変更します。

[使用例]

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0〜0xffff間をfile1.absに,0x10000〜0x1ffff間をfile2.absに出力します。

>rlink a.obj b.obj -output=file1.abs=0-ffff,file2.abs=10000-1ffff

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.sec1,.sec2セクションをfile1.absに,.sec3セクションをfile2.absに出力します。

>rlink a.obj b.obj -output=file1.abs=.sec1:.sec2,file2.abs=.sec3

[備考]

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入力ファイルがインテル拡張・ヘキサ・ファイル,またはモトローラ・Sタイプ・ファイルの場合,本オプションで複数の出力ファイルを指定することはできません。
本オプションを省略した場合,出力ファイル名は“先頭入力ファイル名_combine.拡張子”となります(入力ファイルがa.motの場合,出力ファイルはa_combine.motとなります)。

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load-address は,-form={hexadecimal | stype}オプションを指定した場合のみ指定可能です。