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1.1.1 解析対象

解析ツールが解析対象とするプログラムは,プロジェクト・ツリー パネルにおいて,アクティブ・プロジェクトに設定されているプロジェクト内のC/C++ソース・ファイル(ヘッダ・ファイルを含む)に限られます。

したがって,アセンブル・ソース・ファイルは解析対象外となります。

ただし,アセンブル・ソース・ファイルで定義されているシンボルのうち,C/C++ソース・ファイルから参照されているものについては解析対象となります。

注意 1.

C++ソース・ファイルは,CC-RXでのみサポートしています。

注意 2.

解析対象のプロジェクトが次のいずれかに該当する場合,解析ツールを使用することはできません。

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デバッグ専用プロジェクト

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マルチコア用ブートローダ・プロジェクト【RH850】

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非サポートのビルド・ツールが登録されているプロジェクト

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ビルド・ツールが登録されていないプロジェクト

備考

情報ファイル(関数一覧ファイル(*.mtfl)/変数一覧ファイル(*.mtvl))をインポートすることにより,アクティブ・プロジェクト以外のC/C++ソース・ファイル/ヘッダ・ファイルにおける関数/変数の情報を強制的に表示することも可能です(「2.12情報ファイルをインポート/エクスポートする」参照)。

 

なお,上記の解析対象ファイルのうち,より効率的に解析作業を行うために,任意のファイルを解析対象外ファイル/解析対象ファイルに指定することができます。

解析対象外ファイルに指定されたファイル内の関数情報/変数情報は,解析ツールが提供する各パネル(解析グラフ パネルを除く)では非表示となります。

また,解析対象ファイルに指定されたファイル内の関数情報/変数情報のみが,解析ツールが提供する各パネル(解析グラフ パネルを除く)で表示されます。

解析対象外ファイル/解析対象ファイルの指定方法は次のとおりです(解析目的に従って,より選択しやすい方法で指定してください)。

(1)

解析対象外ファイルを指定する場合(デフォルト)

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プロパティ パネル[設定]タブ上の[解析対象]カテゴリ内[解析対象ファイルの指定方法]プロパティを[解析対象外ファイル]に指定します(デフォルト)。

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同カテゴリ内の[解析対象外ファイル]プロパティを選択することにより欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックします。

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オープンする解析対象外ファイルを指定 ダイアログ上において,解析対象外とするファイルを指定します。

(2)

解析対象ファイルを指定する場合

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プロパティ パネル[設定]タブ上の[解析対象]カテゴリ内[解析対象ファイルの指定方法]プロパティを[解析対象ファイル]に指定します。

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同カテゴリ内の[解析対象ファイル]プロパティを選択することにより欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックします。

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オープンする解析対象ファイルを指定 ダイアログ上において,解析対象とするファイルを指定します。