データのロードを行います。（Load）
［指定形式］
- | ld23.b disp23[reg1], reg2 |
- | ld23.h disp23[reg1], reg2 |
- | ld23.w disp23[reg1], reg2 |
- | ld23.bu disp23[reg1], reg2 |
- | ld23.hu disp23[reg1], reg2 |
- | ld23.dw disp23[reg1], reg2 |
注 | ld23.dwはld.dwと書くこともできます。 |
disp23に指定可能なものを以下に示します。
- | #labelをもつ相対値式でLOWWを適用したもの（ld23.dw命令のみ） |
［機能］
ld23.b，ld23.h，ld23.w，ld23.bu，ld23.hu命令は，第1オペランドに指定したアドレスから1バイト分，1ハーフワード分，および1ワード分のデータを取り込み，第2オペランドに指定したレジスタにロードします。ld23.dw命令は，第1オペランドに指定したアドレスからダブルワード・データ分のデータを取り込み，第2オペランドに指定したレジスタreg2に下位32ビット，reg2＋1に上位32ビットをロードします。
［詳細説明］
- | アセンブラでは，機械語命令の48ビット長ld命令注が1つ生成されます。 |
注 | 機械語命令のld23命令は，ディスプレースメントに-4194304〜+4194303（0xFFC00000〜0x3FFFFF）の範囲のイミーディエトをとります。 |
- | disp23を省略した場合，アセンブラでは，0を指定したものとみなされます。 |
- | disp23に絶対値式，!labelを持つ相対値式，#labelを持つ相対値式を指定した場合，その後ろの[reg1]の部分が省略できます。ただし，省略した場合，アセンブラでは，[r0]が指定されたものとみなされます。 |
- | disp23に$labelを持つ相対値式を指定した場合，その後ろの[reg1]の部分が省略できます。ただし，省略した場合アセンブラでは，[gp]が指定されたものとみなされます。 |
- | disp23に%labelを持つ相対値式を指定した場合，その後ろの[reg1]の部分が省略できます。ただし，省略した場合アセンブラでは，[ep]が指定されたものとみなされます。 |
［フラグ］
［注意事項］
- | ld23.b，およびld23.hは，1バイト分，および1ハーフワード分のデータを符号拡張し，1ワード分のデータとしてレジスタにロードされます。 |
- | ld23.h，ld23.w，ld23.hu，ld23.dwのdisp23に2の倍数でない値を指定した場合，アセンブラでは，disp23に対して，2でアライメントしたコードが生成され，次のメッセージが出力されます。 |
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W0550019:オペランドに指定した値は2の倍数である必要があります。
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- | ld23.dw命令に対し，第2オペランドに奇数番号のレジスタを指定した場合，次のメッセージが出力されます。 |
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W0550026:奇数番号の付いたレジスタ(reg)が指定されています。偶数番号の付いたレジスタ(reg-1)を指定したとして、アセンブルを続行します。
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