sst


データのストアを行います。(Short format Store)

[指定形式]

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sst.b reg2, disp7[ep]

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sst.h reg2, disp8[ep]

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sst.w reg2, disp8[ep]

 

disp7/8に指定できるものを次に示します。

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sst.bでは7ビット,sst.h,およびsst.wでは8ビット幅までの値を持つ絶対値式

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相対値式

[機能]

sst.b,sst.h,sst.w命令は,第1オペランドに指定したレジスタの下位1バイト分,下位1ハーフワード分,および1ワード分のデータを,第2オペランドに指定したディスプレースメントとしてレジスタepの内容を加算して得たアドレスに格納します。

[詳細説明]

アセンブラでは,機械語命令のsst命令が1つ生成されます。

ベース・レジスタの指定“[ep]”は省略できます。

[フラグ]

CY

OV

S

Z

SAT

[注意事項]

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sst.hのdisp8に2の倍数でない値を指定した場合,およびsst.wのdisp8に4の倍数でない値を指定した場合,アセンブラでは,disp8に対して,それぞれ2の倍数,4の倍数にアライメントしたコードが生成され,次のメッセージが出力されます。

W0550019:オペランドに指定した値は2の倍数である必要があります。

 

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sst.bのdisp7に127を越える値を指定した場合,およびsst.h,sst.wのdisp8に255を越える値を指定した場合,次のメッセージが出力され,disp7,disp8をそれぞれ0x7F,0xFFでマスクしたコードが生成されます。

W0550011 : イミーディエトの値が指定可能な値の範囲を越えています。