-form


最適化リンケージエディタ(rlink)・オプション / 出力オプション

[指定形式]

-form = {Absolute | Relocate | Object | Library[={S|U}] | Hexadecimal | Stype | Binary}

 

-

省略時解釈

form=absoluteです。

[詳細説明]

-

出力形式を指定します。

-

サブオプションの一覧を表 2.14に示します。

表 2.14

formオプションのサブオプション一覧

No

サブオプション名

内 容

1

absolute

アブソリュートファイルを出力します。

2

relocate

リロケータブルファイルを出力します。

3

object

オブジェクトファイルを出力します。extractオプションでライブラリから1個のモジュールをオブジェクトファイルとして取り出すときに使用します。

4

library

ライブラリファイルを出力します。

library=s指定時、出力ライブラリファイルをシステムライブラリとします。

library=u指定時、出力ライブラリファイルをユーザライブラリとします。

省略時解釈は、library=uです。

5

hexadecimal

インテルHEX形式ファイルを出力します。インテルHEXフォーマットは「インテルHEX形式ファイル」を参照してください。

6

stype

モトローラS形式ファイルを出力します。モトローラSフォーマットは「モトローラS形式ファイル」を参照してください。

7

binary

バイナリファイルを出力します。

 

[備考]

出力形式と入力ファイル、他オプションとの関係を表 2.15に示します。

表 2.15

出力形式と入力ファイル、他オプションとの関係

No

出力形式

指定オプション

入力可能なファイル形式

指定可能なオプション注1

1

Absolute

stripあり

アブソリュートファイル

input, output

上記以外

オブジェクトファイル

リロケータブルファイル

バイナリファイル

ライブラリファイル

input, library, binary, debug/nodebug, sdebug, cpu, start, rom, entry, output, map, hide, optimize/nooptimize, samesize, symbol_forbid, samecode_forbid, section_forbid, absolute_forbid, compress, rename, delete, define, fsymbol, stack, noprelink, memory, msg_unused, show=symbol,reference,xreference,total_size,
vector, jump_entries_for_pic, aligned_section

2

Relocate

extractあり

ライブラリファイル

library, output

上記以外

オブジェクトファイル

リロケータブルファイル

バイナリファイル

ライブラリファイル

input, library, debug/nodebug, output, hide, rename, delete, noprelink, msg_unused, show=symbol,xreference,total_size

3

Object

extractあり

ライブラリファイル

library, output

4

Hexadecimal

Stype

Binary

オブジェクトファイル

リロケータブルファイル

バイナリファイル

ライブラリファイル

input, library, binary, cpu, start, rom, entry, output, map, space, optimize/nooptimize, samesize, symbol_forbid, samecode_forbid, section_forbid, absolute_forbid, rename, delete, define, fsymbol, stack, noprelink, record, s9注2, byte_count注3, memory, msg_unused, show=symbol,reference,xreference,total_size,
vector, jump_entries_for_pic, aligned_section

アブソリュートファイル

input, output, record, s9注2, byte_count注3, show=symbol, reference, xreference

5

Library

stripあり

ライブラリファイル

library, output, memory注4, show=symbol, section

extractあり

ライブラリファイル

library, output

上記以外

オブジェクトファイル

リロケータブルファイル

input, library, output, hide, rename, delete, replace, noprelink, memory注4, show=symbol, section

注 1.

message/nomessage, change_message, logo/nologo, form, list, subcommandは常に指定できます。

注 2.

s9は出力形式がform=stypeのときだけ指定できます。

注 3.

byte_countは出力形式がform= hexadecimalのときだけ指定できます。

注 4.

hide指定する場合は使用できません。