[データ・キュー]タブ

RI600PXのデータ・キュー情報(データ・キュー名,IDなど)を表示します。

図A―10  [データ・キュー]タブ



ここでは,次の項目について説明します。

- [オープン方法]

- [各エリアの説明]

- [コンテキスト・メニュー]

[オープン方法]

- [デバッグ]メニュー→[デバッグ・ツールへダウンロード]を選択

- [表示]メニュー→[リアルタイムOS]→[リソース情報]を選択

[各エリアの説明]

(1) 情報表示エリア

(a) 第1階層

RI600PXのデータ・キュー情報(データ・キュー名,IDなど)を表示します。

なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。

データ・キュー名

データ・キューの現在状態を示すアイコン,およびデータ・キューの名前を以下の形式で表示します。

アイコン 名前

送信待ちタスクあり

受信待ちタスクあり

受信待ちデータあり

待ちタスク/受信待ちデータなし

データ・キュー未生成

ID

データ・キューのIDを表示します。

キュー状態

データ・キューの現在状態を表示します。

Waiting Tasks(Send)

送信待ちタスクあり

Waiting Tasks(Receive)

受信待ちタスクあり

Waiting Data

受信待ちデータあり

Empty

待ちタスク/受信待ちデータなし

総バッファ数

キューイング可能なデータの最大数を表示します。

空きバッファ数

データ・キューの空きバッファ数を表示します。

なお,空きバッファ数は

総バッファ数から受信待ちデータ数を減算した値

となります。

格納データ数

データ・キューに格納されているデータの数を表示します。

属性

送信待ちタスクのキューイング方式を表示します。

なお,受信待ちタスクのキューイング方式は“データの受信要求を行った順”,受信待ちデータのキューイング方式は“データの送信要求を行った順”となります。

TA_TFIFO

データの送信要求を行った順

TA_TPRI

タスクの優先度順



(b) 第2階層

- 送信待ちタスク/受信待ちタスク情報

データ・キューにタスクがキューイングされている場合に限り,送信待ちタスク/受信待ちタスク情報(タスク名,IDなど)を表示します。

なお,送信待ちタスク/受信待ちタスク情報についての詳細は,[タスク]タブを参照してください。

図A―11  [データ・キュー]タブ(送信待ちタスク情報)



図A―12  [データ・キュー]タブ(受信待ちタスク情報)



- 受信待ちデータ情報

データ・キューにデータがキューイングされている場合に限り,受信待ちデータ情報(データなど)を表示します。

図A―13  [データ・キュー]タブ(受信待ちデータ情報)



なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。

データ

データの内容を表示します。



[コンテキスト・メニュー]

マウスを右クリックすることにより表示されるコンテキスト・メニューは,クリックする部位により以下のように異なります。

(1) ヘッダ行

表示

表項目を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

データ・キュー名,ID,キュー状態,総バッファ数,空きバッファ数,格納データ数,属性

チェック状態

該当項目を表示します。

非チェック状態

該当項目を表示しません。

表記

表記進数を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

ID,総バッファ数,空きバッファ数,格納データ数

10進数

該当項目を10進数で表示します。

16進数

該当項目を16進数で表示します。



(2) フッタ行

表示項目のリセット

リアルタイム OS リソース情報パネルの表示項目を初期状態に戻します。