[アセンブル・オプション]タブ


本タブでは,アセンブル・フェーズに対して,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

 

(1) [デバッグ情報]

(2) [最適化]

(3) [プリプロセス]

(4) [文字コード]

(5) [アセンブル・リスト]

(6) [その他]

図 A.4

プロパティ パネル:[アセンブル・オプション]タブ

[各カテゴリの説明]

(1)

[デバッグ情報]

デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

デバッグ情報を生成する

デバッグ情報を生成するかどうかを選択します。

出力ファイル中にソース・デバッグ用の情報を出力することにより,デバッガでのソース・デバッグが可能となります。

ccrlコマンドの-gオプションに相当します。

デフォルト

はい(-g)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-g)

デバッグ情報を生成します。

いいえ

デバッグ情報を生成しません。

(2)

[最適化]

最適化に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

モジュール間最適化用付加情報を出力する

モジュール間最適化用付加情報を出力するかどうかを選択します。

本オプションを指定したファイルは,リンク時にモジュール間最適化の対象になります。

ccrlコマンドの-goptimizeオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-goptimize)

モジュール間最適化用付加情報を出力します。

いいえ

モジュール間最適化用付加情報を出力しません。

(3)

[プリプロセス]

プリプロセスに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

追加のインクルード・パス

アセンブル時の追加のインクルード・パスを指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

指定したインクルード・パスは,CC-RLの標準インクルード・ファイル・フォルダよりも優先して検索します。

パスはプロジェクト・フォルダを基点とします。

本プロパティを省略した場合は,CC-RLの標準インクルード・ファイル・フォルダのみ検索します。

ccrlコマンドの-Iオプションに相当します。

指定したインクルード・パスはサブプロパティとして表示します。

なお,プロジェクト・ツリーにインクルード・ファイルを追加すると,インクルード・パスをサブプロパティの一番最初に追加します。

インクルード・パスに大文字,小文字の区別はありません。

デフォルト

追加のインクルード・パス[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,パス編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

247文字までの文字列

256個まで指定可能です。

システム・インクルード・パス

アセンブル時にシステムが設定するインクルード・パスの指定順を変更します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

システム・インクルード・パスは,追加のインクルード・パスより低い優先度で検索します。

パスはプロジェクト・フォルダを基点とします。

ccrlコマンドの-Iオプションに相当します。

インクルード・パスはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

システム・インクルード・パス[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,システム・インクルード・パス順設定 ダイアログによる編集

指定可能値

変更不可(インクルード・パスの設定順の変更のみ可能)

定義マクロ

定義したいマクロ名を指定します。

マクロ名=定義値」の形式で1行に1つずつ指定します。

「=定義値」の部分は省略可能で,省略した場合,定義値を1 とします。

ccrlコマンドの-asmopt=-defineオプションに相当します。

指定したマクロはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

定義マクロ[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

定義解除マクロ

定義解除したいマクロ名を指定します。

マクロ名」の形式で1行に1つずつ指定します。

ccrlコマンドの-asmopt=-undefineオプションに相当します。

指定したマクロはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

定義解除マクロ[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

(4)

[文字コード]

文字コードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

文字コード

ソース・ファイル中のコメント,文字列に対して,使用する文字コードを選択します。

ccrlコマンドの-character_setオプションに相当します。

デフォルト

自動選択(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

自動選択(なし)

日本語OS上では,ソース・ファイル中の日本語の文字コードをSJISと解釈します。

それ以外のOSでは,文字コードを解釈しません。

SJIS(-character_set=sjis)

ソース・ファイル中の日本語の文字コードをSJISと解釈します。

EUC(-character_set=euc_jp)

ソース・ファイル中の日本語の文字コードをEUCと解釈します。

UTF-8(-character_set=utf8)

ソース・ファイル中の日本語の文字コードをUTF-8と解釈します。

Big5(-character_set=big5)

ソース・ファイル中の中国語の文字コードを繁体字中国語と解釈します。

GB2312(-character_set=gbk)

ソース・ファイル中の中国語の文字コードを簡体字中国語と解釈します。

処理しない(-character_set=none)

ソース・ファイル中の日本語/中国語の文字コードを解釈しません。

数値定数の形式

数値定数の基表現形式を指定します。

例)Prefix形式:0xFFFF,Suffix形式:FFFFH

ccrlコマンドの-asmopt=-base_numberオプションに相当します。

デフォルト

Prefix形式(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

Prefix形式(なし)

数値定数をPrefix形式で扱います。

Suffix形式(-asmopt=-base_number=suffix)

数値定数をSuffix形式で扱います。

(5)

[アセンブル・リスト]

アセンブル・リストに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

アセンブル・リスト・ファイルを出力する

アセンブル・リスト・ファイルを出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-asmopt=-prn_pathオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-asmopt=-prn_path)

アセンブル・リスト・ファイルを出力します。

いいえ

アセンブル・リスト・ファイルを出力しません。

アセンブル・リスト・ファイル出力フォルダ

アセンブル・リスト・ファイルの出力先フォルダを指定します。

アセンブル・リスト・ファイルは,ソース・ファイル名の拡張子を“.prn”で置き換えた名前で出力します。

相対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とした相対パスに変換します(ドライブが異なる場合を除く)。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-asmopt=-prn_pathオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[アセンブル・リスト・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asmopt=-prn_path)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

%BuildModeName%

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

(6)

[その他]

アセンブルに関するその他の詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

CA78K0Rアセンブラからの移行支援機能を使用する

CA78K0Rアセンブラからの移行支援機能を使用するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-asmopt=-convert_asmオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-asmopt=-convert_asm)

CA78K0Rアセンブラからの移行支援機能を使用します。

いいえ

CA78K0Rアセンブラからの移行支援機能を使用しません。

アセンブル前に実行するコマンド

アセンブル処理前に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%AssembledFile% : アセンブル時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%InputFile% : アセンブル対象ファイルの絶対パスに置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,アセンブル処理前にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

アセンブル前に実行するコマンド[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

アセンブル後に実行するコマンド

アセンブル処理後に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%AssembledFile% : アセンブル時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%InputFile% : アセンブル対象ファイルの絶対パスに置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,アセンブル処理後にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

アセンブル後に実行するコマンド[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

その他の追加オプション

その他に追加するアセンブル・オプションを入力します。

アセンブラはccrl.exe経由で実行されます。必要に応じて-asmopt=を付加してください。

ここで設定したオプションは,アセンブル・オプション群の最後に付加します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列