[コンパイル・オプション]タブ


本タブでは,コンパイル・フェーズに対して,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

 

(1) [デバッグ情報]

(2) [最適化]

(3) [最適化(詳細)]

(4) [プリプロセス]

(5) [品質向上関連]

(6) [メモリ・モデル]

(7) [C言語]

(8) [文字コード]

(9) [出力コード]

(10) [出力ファイル]

(11) [アセンブル・リスト]

(12) [MISRA-Cルール検査]

(13) [その他]

図 A.3

プロパティ パネル:[コンパイル・オプション]タブ

[各カテゴリの説明]

(1)

[デバッグ情報]

デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

デバッグ情報を生成する

デバッグ情報を生成するかどうかを選択します。

出力ファイル中にソース・デバッグ用の情報を出力することにより,デバッガでのソース・デバッグが可能となります。

ccrlコマンドの-gオプションに相当します。

デフォルト

はい(-g)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-g)

デバッグ情報を生成します。

いいえ

デバッグ情報を生成しません。

最適化時のデバッグ情報強化を行う

最適化時のデバッグ情報強化を行うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-g_lineオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]を選択し,インストールされている最新版がV1.02.00以上の場合,または[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティでV1.02.00以上を選択した場合

-

[デバッグ情報を生成する]プロパティで[はい(-g)]を選択した場合

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-g_line)

最適化時のデバッグ情報強化を行います。

いいえ

最適化時のデバッグ情報強化を行いません。

(2)

[最適化]

最適化に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

最適化レベル

コンパイルの最適化レベルを選択します。

ccrlコマンドの-Oオプションに相当します。

デフォルト

既定の最適化を行う(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

既定の最適化を行う(なし)

デバッグに影響しない範囲の最適化(式の最適化,およびレジスタ割り付けなど)を行います。

サイズ優先(-Osize)

オブジェクト・サイズ優先の最適化を行います。

ROM/RAM容量の削減を重視して,一般的なプログラムに対して有効な最大限の最適化を行います。

実行速度優先(-Ospeed)

実行速度優先の最適化を行います。

実行速度の短縮を重視して,一般的なプログラムに対して有効な最大限の最適化を行います。

デバッグ優先(-Onothing)

デバッグを優先して最適化を行います。

デバッグのしやすさを重視し,デフォルトで実行する最適化を含むすべての最適化を抑止します。

(3)

[最適化(詳細)]

最適化に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ループ展開最大数

for,whileなどのループを展開する最大数を指定します。

0,または1を指定した場合は,展開を抑止します。

空欄の場合は,2を指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-Ounrollオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[最適化レベル]プロパティで[既定の最適化を行う(なし)],[サイズ優先(-Osize)],または実行速度優先(-Ospeed)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

0〜999(10進数),または空欄

未使用static関数の削除を行う

呼び出されないstatic関数の削除を行うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Odelete_static_funcオプションに相当します。

デフォルト

はい(最適化レベルに合わせる)(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(最適化レベルに合わせる)(なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Odelete_static_func)

呼び出されないstatic関数の削除を行います。

いいえ(-Odelete_static_func=off)

呼び出されないstatic関数の削除を行いません。

関数のインライン展開を行う

関数を呼び出し箇所にインライン展開するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Oinline_levelオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[最適化レベル]プロパティで[既定の最適化を行う(なし)],[サイズ優先(-Osize)],または[実行速度優先(-Ospeed)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

はい(最適化レベルに合わせる)(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(最適化レベルに合わせる)(なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(指定関数のみ)(-Oinline_level=1)

#pragma inline指定した関数を呼び出し箇所にインライン展開します。

はい(自動判別)(-Oinline_level=2)

自動的にインライン展開対象の関数を判別して展開します。

はい(コード・サイズが増加しないよう自動判別)(-Oinline_level=3)

コード・サイズがなるべく増加しない範囲で,自動的にインライン展開対象の関数を判別して展開します。

いいえ(-Oinline_level=0)

#pragma inline指定した関数を含めて,すべてのインライン展開を抑止します。

インライン展開サイズの最大増加率

コード・サイズが何%増加するまでインライン展開を行うかを指定します(例:“100” を指定した場合,コード・サイズが100%(2 倍)増加するまでインライン展開を行います)。

ccrlコマンドの-Oinline_sizeオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[関数のインライン展開を行う]プロパティで[はい(自動判別)(-Oinline=2)]を選択した場合,または[関数のインライン展開を行う]プロパティで[はい(最適化レベルに合わせる)]かつ[最適化レベル]プロパティで[実行速度優先(-Ospeed)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

100

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

0〜65535(10進数)

パイプライン最適化を行う

機械語レベルで命令の並べ替えを行い,プログラムの実行性能を引き出すかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Opipelineオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]を選択し,インストールされている最新版がV1.03.00以上の場合,または[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティでV1.03.00以上を選択した場合に表示します。

デフォルト

はい(最適化レベルに合わせる)(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(最適化レベルに合わせる)(なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Opipeline)

パイプライン最適化を行います。

いいえ(-Opipeline=off)

パイプライン最適化を行いません。

関数末尾の関数呼び出しにbr命令を使用する

関数の末尾が関数呼び出しの場合に,call命令の代わりにbr命令を優先的に使用するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Otail_callオプションに相当します。

デフォルト

はい(最適化レベルに合わせる)(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(最適化レベルに合わせる)(なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Otail_call)

関数の末尾が関数呼び出しの場合に,call命令の代わりにbr命令を優先的に使用します。

retコードを削除し,コード・サイズを小さくすることができます。

ただし,一部のデバッグ機能を使用することができなくなります。

いいえ(-Otail_call=off)

関数の末尾が関数呼び出しの場合に,call命令を使用します。

大域最適化を行う

大域最適化(関数の統合など)を行うレベルを指定します。

なお,[共通オプション]タブ[ビルド方法]カテゴリの[一括ビルドを行う]プロパティで[いいえ]を選択した場合は[はい(レベル1)(最適化を行う)(-Xintermodule)],および[いいえ]のみ表示します。

ccrlコマンドの-Owhole_program,-Omerge_files,および-Ointermoduleオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(レベル3)(入力ソースがプログラム全体として最適化する)(-Owhole_program)

ソース・ファイルがプログラム全体であることを仮定して,大域最適化を行います。

ただし,前提条件を満たさなかった場合の動作は保証されません。

前提条件の詳細については,「CC-RL コンパイラ ユーザーズマニュアル」を参照してください。

はい(レベル2)(複数ファイルをマージして最適化する)(-Omerge_files, -Ointermodule)

複数のCソース・ファイルをマージした上で,大域最適化を行います。

なお,本項目は,プロジェクトに2個,またはそれ以上のソース・ファイルを追加している場合のみ表示します。

はい(レベル1)(最適化を行う)(-Ointermodule)

ソース・ファイルごとに,大域最適化を行います。

いいえ

大域最適化を行いません。

ポインタ指示先の型を考慮した最適化を行う

ANSI規格に基づくポインタ指示先の型を考慮した最適化を行うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Oaliasオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-Oalias=ansi)

ポインタ指示先の型を考慮した最適化を行います。

一般には,オブジェクト性能が向上しますが,[いいえ]を選択した場合と比べて実行結果が異なる場合があります。

いいえ

ポインタ指示先の型を考慮した最適化を行いません。

複数の同一命令列をサブルーチン化する

複数の同一命令列をサブルーチン化するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Osame_codeオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]を選択し,インストールされている最新版がV1.02.00以上の場合,または[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティでV1.02.00以上を選択した場合

-

[最適化レベル]プロパティで[既定の最適化を行う(なし)],[サイズ優先(-Osize)],または実行速度優先(-Ospeed)]を選択した場合

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-Osame_code)

複数の同一命令列をサブルーチン化します。

いいえ

複数の同一命令列をサブルーチン化しません。

モジュール間最適化用付加情報を出力する

モジュール間最適化用付加情報を出力するかどうかを選択します。

本オプションを指定したファイルは,リンク時にモジュール間最適化の対象になります。

ccrlコマンドの-goptimizeオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-goptimize)

モジュール間最適化用付加情報を出力します。

いいえ

モジュール間最適化用付加情報を出力しません。

(4)

[プリプロセス]

プリプロセスに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

追加のインクルード・パス

コンパイル時の追加のインクルード・パスを指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

指定したインクルード・パスは,CC-RLの標準インクルード・ファイル・フォルダよりも優先して検索します。

パスはプロジェクト・フォルダを基点とします。

本プロパティを省略した場合は,CC-RLの標準インクルード・ファイル・フォルダのみ検索します。

ccrlコマンドの-Iオプションに相当します。

指定したインクルード・パスはサブプロパティとして表示します。

なお,プロジェクト・ツリーにインクルード・ファイルを追加すると,インクルード・パスをサブプロパティの一番最初に追加します。

インクルード・パスに大文字,小文字の区別はありません。

デフォルト

追加のインクルード・パス[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,パス編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

247文字までの文字列

256個まで指定可能です。

システム・インクルード・パス

コンパイル時にシステムが設定するインクルード・パスの指定順を変更します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

システム・インクルード・パスは,追加のインクルード・パスより低い優先度で検索します。

パスはプロジェクト・フォルダを基点とします。

ccrlコマンドの-Iオプションに相当します。

インクルード・パスはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

システム・インクルード・パス[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,システム・インクルード・パス順設定 ダイアログによる編集

指定可能値

変更不可(インクルード・パスの設定順の変更のみ可能)

コンパイル単位の先頭にインクルードするファイル

コンパイル単位の先頭にインクルードするファイルを指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

なお,パスはプロジェクト・フォルダを基点とします。

ccrlコマンドの-preincludeオプションに相当します。

指定したインクルード・ファイル名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル単位の先頭にインクルードするファイル[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

247文字までの文字列

256個まで指定可能です。

定義マクロ

定義したいマクロ名を指定します。

マクロ名=定義値」の形式で1行に1つずつ指定します。

「=定義値」の部分は省略可能で,省略した場合,定義値を1 とします。

ccrlコマンドの-Dオプションに相当します。

指定したマクロはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

定義マクロ[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

定義解除マクロ

定義解除したいマクロ名を指定します。

マクロ名」の形式で1行に1つずつ指定します。

ccrlコマンドの-Uオプションに相当します。

指定したマクロはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

定義解除マクロ[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

プリプロセス結果にCソース・コメントを出力する

プリプロセス結果のファイルに,Cソースのコメントを出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-preprocessオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[出力ファイル]カテゴリの[プリプロセス処理したソースを出力する]プロパティで[はい(-P)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-preprocess=comment)

プリプロセス結果のファイルに,Cソースのコメントを出力します。

いいえ

プリプロセス結果のファイルに,Cソースのコメントを出力しません。

プリプロセス結果に行番号情報を出力する

プリプロセス結果のファイルに,Cソースの行番号情報を出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-preprocessオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[出力ファイル]カテゴリの[プリプロセス処理したソースを出力する]プロパティで[はい(-P)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-preprocess=line)

プリプロセス結果のファイルに,Cソースの行番号情報を出力します。

いいえ

プリプロセス結果のファイルに,Cソースの行番号情報を出力しません。

(5)

[品質向上関連]

品質向上関連に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

スタック破壊検出を行う

スタック破壊検出を行うかどうかを選択します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

スタック破壊検出は,関数に入る前に有効なスタック領域の外に値を書き込み,関数から出る前に値が書き換えられていないかをチェックする機能です。検出時,ユーザ定義の__stack_chk_fail()関数を呼び出します。

[はい(-stack_protector)],[はい(すべて)(-stack_protector_all)]の違いについては,「CC-RL コンパイラ ユーザーズマニュアル」を参照してください。

ccrlコマンドの-stack_protectorと-stack_protector_allオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]を選択し,インストールされている最新版がV1.02.00以上の場合,または[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティでV1.02.00以上を選択した場合に表示します。

デフォルト

いいえ(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-stack_protector)

スタック破壊検出を行います。

はい(すべて)(-stack_protector_all)

すべての関数に対して,スタック破壊検出を行います。

いいえ(なし)

スタック破壊検出を行いません。

スタック破壊検出用の埋め込み値

スタック破壊検出用の埋め込み値を指定します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

ccrlコマンドの-stack_protectorと-stack_protector_allオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合に表示します。

-

[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]を選択し,インストールされている最新版がV1.02.00以上の場合,または[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティでV1.02.00以上を選択した場合

-

[スタック破壊検出を行う]プロパティで[いいえ(なし)]以外を選択した場合

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

0〜65535(10進数)

(6)

[メモリ・モデル]

メモリ・モデルに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

メモリ・モデル

メモリ・モデルの種類を指定します。

ccrlコマンドの-memory_modelオプションに相当します。

デフォルト

自動選択(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

自動選択(なし)

[共通オプション]タブ[CPU]カテゴリの[CPUコアの指定]プロパティの値により自動で解釈します(-cpu=S1選択時はsmall,-cpu=S2,または-cpu=S3選択時はmedium)。

スモール・モデル(-memory_model=small)

メモリ・モデルをスモール・モデル(Code 64Kバイト/Data 64Kバイト)に指定します。

ミディアム・モデル(-memory_model=medium)

メモリ・モデルをミディアム・モデル(Code 1Mバイト/Data 64Kバイト)に指定します。

ROMデータをfar領域に配置する

ROMデータの配置先を指定します。

ccrlコマンドの-far_romオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

いいえ

ROMデータを[メモリ・モデル]プロパティの値により配置します。

はい(-far_rom)

ROMデータをfar領域に配置します。

(7)

[C言語]

C言語に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ANSI規格に厳密に合わせてコンパイルする

Cソース・プログラムをANSI規格に厳密にあわせて処理し,規格に反する記述に対してエラーや警告を出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-ansiオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-ansi)

Cソース・プログラムをANSI規格に厳密にあわせて処理し,規格に反する記述に対してエラーや警告を出力します。

いいえ

従来のC言語の仕様との両立性を持たせ,警告を出力して処理を続行します。

プロトタイプ宣言されていない関数をチェックする

前もってプロトタイプ宣言がされていない関数を使用した場合,または関数のプロトタイプ宣言を行っていない場合にエラーとするかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-refs_without_declarationオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-refs_without_declaration)

プロトタイプ宣言されていない関数をチェックします。

いいえ

プロトタイプ宣言されていない関数をチェックしません。

変数の最大サイズを0xffffバイトにする

変数の最大サイズを0x7fffから0xffffに拡大するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-large_variableオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-large_variable)

変数の最大サイズを拡大します。

いいえ

変数の最大サイズを拡大しません。

コメントのネストを許可する

コメント(”/* ... */”)のネスト使用を許可するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-nest_commentオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-nest_comment)

コメントのネスト使用を許可します。

いいえ

コメントのネスト使用を許可しません。

(8)

[文字コード]

文字コードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

文字コード

ソース・ファイル中の日本語/中国語のコメント,文字列に対して,使用する文字コードを選択します。

ccrlコマンドの-character_setオプションに相当します。

デフォルト

自動選択(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

自動選択(なし)

日本語OS上では,ソース・ファイル中の日本語の文字コードをSJISと解釈します。

それ以外のOSでは,文字コードを解釈しません。

SJIS(-character_set=sjis)

ソース・ファイル中の日本語の文字コードをSJISと解釈します。

EUC(-character_set=euc_jp)

ソース・ファイル中の日本語の文字コードをEUCと解釈します。

UTF-8(-character_set=utf8)

ソース・ファイル中の日本語の文字コードをUTF-8と解釈します。

Big5(-character_set=big5)

ソース・ファイル中の中国語の文字コードを繁体字中国語と解釈します。

GBK(-character_set=gbk)

ソース・ファイル中の中国語の文字コードを簡体字中国語と解釈します。

処理しない(-character_set=none)

ソース・ファイル中の日本語/中国語の文字コードを解釈しません。

(9)

[出力コード]

出力コードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

double型/long double型をfloat型として処理する

double/long double型をfloat型で扱うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-dbl_sizeオプションに相当します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

double/long double型をfloat型として処理します。

いいえ(-dbl_size=8)

double/long double型をfloat型として処理しません。

char型の符号

符号指定のないchar型の符号を選択します。

ccrlコマンドの-signed_charオプションに相当します。

デフォルト

unsigned char型として扱う(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

signed char型として扱う(-signed_char)

char型をsigned char型として扱います。

unsigned char型として扱う(なし)

char型をunsigned char型として扱います。

ビットフィールド型の符号

符号指定のないビットフィールド型の符号を選択します。

ccrlコマンドの-signed_bitfiedlオプションに相当します。

デフォルト

符号なし型として扱う(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

符号付き型として扱う(-signed_bitfield)

ビットフィールド型の符号を符号付きとして扱います。

符号なし型として扱う(なし)

ビットフィールド型の符号を符号なしとして扱います。

構造体パッキングを行う

構造体パッキングを行うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-packオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]を選択し,インストールされている最新版がV1.01.00以上の場合,または[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティでV1.01.00以上を選択した場合に表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-pack)

構造体メンバをメンバの型に応じてアライメントすることなく,1 バイトでのアライメントを用います。

いいえ

構造体メンバをメンバの型に応じてアライメントします。

外部変数をvolatile化する

すべての外部変数および#pragma address指定した変数をvolatile宣言したものとして扱うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-volatileオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-volatile)

すべての外部変数および#pragma address指定した変数をvolatile化します。

いいえ

volatile修飾のない外部変数に対して最適化を行います。

switch文の出力コードの選択

プログラム中のswitch文のコード出力形式を選択します。

ccrlコマンドの-switchオプションに相当します。

デフォルト

自動選択(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

自動選択(なし)

ccrlコマンドが最適な出力形式を自動的に選択します。

if-else(-switch=ifelse)

プログラム中のswitch文をcase文の並びに沿ったif-else文と同じ形式で出力します。

頻度が多い順にcase文を書いているときやラベル数が少ないときに,本項目を選択します。

上から順に比較するので,頻繁に合致するcase文を先に記述すると余計な比較が減り,実行速度向上につながります。

バイナリ・サーチ(-switch=binary)

プログラム中のswitch文をバイナリ・サーチ形式で出力します。

バイナリ・サーチ・アルゴリズムに用いて合致するcase文を探します。

ラベル数が多いときに本項目を選択すると,どのcase文も同じくらいの速さで見つけることができます。

テーブル分岐(絶対分岐)(-switch=abs_table)

プログラム中のswitch文をテーブル・ジャンプ形式(絶対分岐)で出力します。

case文の値を基にインデックス化したテーブルを参照し,switch文の値によりcaseラベルを選択して処理を行います。

どのcase文にも同じくらい速く分岐します。

ただし,case値が連続していないときは無駄な領域ができます。

テーブル分岐(相対分岐)(-switch=rel_table)

プログラム中のswitch文をテーブル・ジャンプ形式(相対分岐)で出力します。

case文の値を基にインデックス化したテーブルを参照し,switch文の値によりcaseラベルを選択して処理を行います。

どのcase文にも同じくらい速く分岐します。

ただし,case値が連続していないときは無駄な領域ができます。

アセンブリ・ソース・ファイルにコメントを出力する

出力するアセンブリ・ソース・ファイル中にCソース・プログラムをコメントとして出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-pass_sourceオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[出力ファイル]カテゴリの[アセンブリ・ソース・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asm_path)]を選択した場合,または[アセンブル・リスト]カテゴリの[アセンブル・リスト・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asmopt=-prn_path)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-pass_source)

出力するアセンブリ・ソース・ファイル中にCソース・プログラムをコメントとして出力します。

いいえ

出力するアセンブリ・ソース・ファイル中にCソース・プログラムをコメントとして出力しません。

文字列定数のマージを行う

ソース・ファイル内で同じ文字列定数が複数存在する場合,これらをまとめて1つの領域に割り付けるかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-merge_stringオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-merge_string)

ソース・ファイル内で複数存在する同じ文字列定数をまとめて1つの領域に割り付けます。

いいえ

ソース・ファイル内で複数存在する同じ文字列定数をそれぞれ別々の領域に割り付けます。

(10)

[出力ファイル]

出力ファイルに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

アセンブリ・ソース・ファイルを出力する

Cソースのコンパイル結果のアセンブリ・ソース・ファイルを出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-asm_pathオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-asm_path)

Cソースのコンパイル結果のアセンブリ・ソース・ファイルを出力します。

いいえ

Cソースのコンパイル結果のアセンブリ・ソース・ファイルを出力しません。

アセンブリ・ソース・ファイル出力フォルダ

アセンブリ・ソース・ファイルの出力先フォルダを指定します。

相対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とした相対パスに変換します(ドライブが異なる場合を除く)。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

アセンブリ・ソース・ファイルは,Cソース・ファイルの拡張子を“.asm”で置き換えたファイル名で出力します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-asm_pathオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[アセンブリ・ソース・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asm_path)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

%BuildModeName%

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

プリプロセス処理したソースを出力する

ソース・ファイルに対して,プリプロセス処理を実行した結果をファイルに出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Pオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-P)

ソース・ファイルに対して,プリプロセス処理を実行した結果をファイルに出力します。

いいえ

ソース・ファイルに対して,プリプロセス処理を実行した結果をファイルに出力しません。

プリプロセス処理したソース・ファイル出力フォルダ

プリプロセス処理したソース・ファイルの出力先フォルダを指定します。

ファイルは,ソース・ファイルの拡張子を“.i”で置き換えた名前で出力します。

相対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とした相対パスに変換します(ドライブが異なる場合を除く)。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-prep_pathオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[プリプロセス処理したソースを出力する]プロパティで[はい(-P)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

%BuildModeName%

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

(11)

[アセンブル・リスト]

アセンブル・リストに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

アセンブル・リスト・ファイルを出力する

アセンブル・リスト・ファイルを出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-asmopt=-prn_pathオプションに相当します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-asmopt=-prn_path)

アセンブル・リスト・ファイルを出力します。

いいえ

アセンブル・リスト・ファイルを出力しません。

アセンブル・リスト・ファイル出力フォルダ

アセンブル・リスト・ファイルの出力先フォルダを指定します。

アセンブル・リスト・ファイルは,ソース・ファイル名の拡張子を“.prn”で置き換えた名前で出力します。

相対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とした相対パスに変換します(ドライブが異なる場合を除く)。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-asmopt=-prn_pathオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[アセンブル・リスト・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asmopt=-prn_path)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

%BuildModeName%

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

(12)

[MISRA-Cルール検査]

MISRA-Cルール検査に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

以下の表中の「20XX」は,具体的には「2012」,または「2004」が相当します。

MISRA-C規格

MISRA-Cの規格を選択します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

なお,本プロパティは,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]を選択し,インストールされている最新版がV1.02.00以上の場合,または[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティでV1.02.00以上を選択した場合に表示します。

デフォルト

MISRA-C 2012

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

MISRA-C 2012

以下のプロパティで,MISRA-C 2012の設定を行います。

MISRA-C 2004

以下のプロパティで,MISRA-C 2004の設定を行います。

適用するルール

適用するMISRA-C ルールを選択します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

ccrlコマンドの-misra20XXオプションに相当します。

デフォルト

適用ルールなし(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

すべてのルールを適用(-misra20XX=all)

サポートしているすべてのルールをチェック対象とします。

指定したルール番号を適用(-misra20XX=apply)

サポートしているルールのうち,指定したルール番号をチェック対象とします。

指定したルール番号を除外(-misra20XX=ignore)

サポートしているルールのうち,指定したルール番号以外のルールをチェック対象とします。

必須ルールを適用(-misra20XX=required)

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“required”になっているルールをチェック対象とします。

必須ルールと指定したルールを適用(-misra20XX=required_add)

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“required”になっているルールと指定したルール番号をチェック対象とします。

必須ルールから指定したルール番号を除外(-misra20XX=required_remove)

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“required”になっているルールから指定したルール番号を除いたルール番号をチェック対象とします。

指定ファイルに記載されたルール番号を適用(-misra20XX=<ファイル名>)

サポートしているルールのうち,指定したファイル名に記載したルール番号をチェック対象とします。

適用ルールなし(なし)

MISRA-Cルールを適用しません。

ルール番号記載ファイル

ルール番号記載ファイル(MISRA-Cルール・ファイル)を指定します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

misra2012の場合のみ,ルール番号(13.6 17.3 17.4,CC-RL V1.04.00以上は9.1も)は指定にかかわらず常にチェックします。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

ccrlコマンドの-misra20XXオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[適用するルール]プロパティで[指定ファイルに記載されたルール番号を適用(-misra20XX=<ファイル名>)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,MISRA-Cルール・ファイルの指定 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列

ルール番号

チェック対象とするルール番号を指定します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

misra2012の場合のみ,ルール番号(13.6 17.3 17.4,CC-RL V1.04.00以上は9.1も)は指定にかかわらず常にチェックします。

ルール番号は,必ず10進数で1つ以上指定してください。

ccrlコマンドの-misra20XXオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[適用するルール]プロパティで[指定したルール番号を適用(-misra20XX=apply)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,ルール番号の指定 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列

除外するルール番号

チェック対象から除外するルール番号を指定します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

misra2012の場合のみ,ルール番号(13.6 17.3 17.4,CC-RL V1.04.00以上は9.1も)は指定にかかわらず常にチェックします。

ルール番号は,必ず10進数で1つ以上指定してください。

ccrlコマンドの-misra20XXオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[適用するルール]プロパティで[指定したルール番号を除外(-misra20XX=ignore)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,ルール番号の指定 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列

必須ルールの他にチェックするルール番号

必須ルールのほかにチェック対象とするルール番号を指定します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

misra2012の場合のみ,ルール番号(13.6 17.3 17.4,CC-RL V1.04.00以上は9.1も)は指定にかかわらず常にチェックします。

ルール番号は,必ず10進数で1つ以上指定してください。

ccrlコマンドの-misra20XXオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[適用するルール]プロパティで[必須ルールと指定したルールを適用(-misra20XX=required_add)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,ルール番号の指定 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列

必須ルールから除外するルール番号

必須ルールのうち,チェック対象から除外するルール番号を指定します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

misra2012の場合のみ,ルール番号(13.6 17.3 17.4,CC-RL V1.04.00以上は9.1も)は指定にかかわらず常にチェックします。

ルール番号は,必ず10進数で1つ以上指定してください。

ccrlコマンドの-misra20XXオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[適用するルール]プロパティで[必須ルールから指定したルール番号を除外(-misra20XX=required_remove)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,ルール番号の指定 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列

ルール・チェック対象外のファイル

MISRA-Cルールのチェック対象外のファイルを指定します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

ccrlコマンドの-ignore_files_misraオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合のみ表示します。

-

[適用するルール]プロパティで[すべてのルールを適用]を選択した場合

-

[適用するルール]プロパティで[必須ルールを適用]を選択した場合

-

[適用するルール]プロパティで[指定したルール番号を適用]を選択し,かつ[ルール番号]プロパティにルール番号を指定した場合

-

[適用するルール]プロパティで[指定したルール番号を除外]を選択し,かつ[除外するルール番号]プロパティにルール番号を指定した場合

-

[適用するルール]プロパティで[必須ルールと指定したルールを適用]を選択し,かつ[必須ルールの他にチェックするルール番号]プロパティにルール番号を指定した場合

-

[適用するルール]プロパティで[必須ルールから指定したルール番号を除外]を選択し,かつ[必須ルールから除外するルール番号]プロパティにルール番号を指定した場合

-

[適用するルール]プロパティで[指定ファイルに記載されたルール番号を適用]を選択し,かつ[ルール番号記載ファイル]プロパティにルール番号記載ファイルを指定した場合

デフォルト

ルール・チェック対象外のファイル[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,パス編集 ダイアログをオープン

→[参照]ボタンをクリックし,対象外ファイルの追加 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

259文字までの文字列

拡張キーワードや拡張仕様をメッセージ出力する

拡張キーワードや拡張仕様をメッセージ出力するかどうかを選択します。

本プロパティはProfessional版でのみ使用可能です。

ccrlコマンドの-check_language_extentionオプションに相当します。

なお,本プロパティは,以下の場合のみ表示します。

-

[適用するルール]プロパティで[すべてのルールを適用]を選択した場合

-

[適用するルール]プロパティで[必須ルールを適用]を選択した場合

-

[適用するルール]プロパティで[指定したルール番号を適用]を選択し,かつ[ルール番号]プロパティにルール番号を指定した場合

-

[適用するルール]プロパティで[指定したルール番号を除外]を選択し,かつ[除外するルール番号]プロパティにルール番号を指定した場合

-

[適用するルール]プロパティで[必須ルールと指定したルールを適用]を選択し,かつ[必須ルールの他にチェックするルール番号]プロパティにルール番号を指定した場合

-

[適用するルール]プロパティで[必須ルールから指定したルール番号を除外]を選択し,かつ[必須ルールから除外するルール番号]プロパティにルール番号を指定した場合

-

[適用するルール]プロパティで[指定ファイルに記載されたルール番号を適用]を選択し,かつ[ルール番号記載ファイル]プロパティにルール番号記載ファイルを指定した場合

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい (-check_language_extension)

C言語規格から独自に拡張した言語仕様のためにMISRA-Cルール・チェックが部分抑止される場合にルール・チェックを有効にして,メッセージを出力します。

いいえ

言語拡張により部分抑止されるMISRA-Cルール・チェックを無効にします。

(13)

[その他]

コンパイルに関するその他の詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

他コンパイラからの移行支援機能を使用する

他コンパイラからの移行支援機能を使用するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-convert_ccオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]を選択し,インストールされている最新版がV1.01.00以上の場合,または[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティでV1.01.00以上を選択した場合に表示します。

デフォルト

いいえ(なし)

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(CA78K0R)(-convert_cc=ca78k0r)

CA78K0Rコンパイラからの移行支援機能を使用します。

はい(NC30)(-convert_cc=nc30)

NC30コンパイラからの移行支援機能を使用します。

はい(IAR)(-convert_cc=iar)

IARコンパイラからの移行支援機能を使用します。

いいえ(なし)

他コンパイラからの移行支援機能を使用しません。

コンパイル前に実行するコマンド

コンパイル処理前に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%CompiledFile% : コンパイル時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%InputFile% : コンパイル対象ファイルの絶対パスに置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,コンパイル処理前にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル前に実行するコマンド[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

コンパイル後に実行するコマンド

コンパイル処理後に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%CompiledFile% : コンパイル時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%InputFile% : コンパイル対象ファイルの絶対パスに置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,コンパイル処理後にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル後に実行するコマンド[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

その他の追加オプション

その他に追加するコンパイル・オプションを入力します。

ここで設定したオプションは,コンパイル・オプション群の最後に付加します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列