snd_mbx

isnd_mbx

概要

メッセージの送信

C言語形式

 ER      snd_mbx ( ID mbxid, T_MSG *pk_msg );
 ER      isnd_mbx ( ID mbxid, T_MSG *pk_msg );


パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      mbxid;
メールボックスのID

I

 T_MSG   *pk_msg;
メッセージを格納した領域へのポインタ



【 TA_MFIFO属性用メッセージT_MSGの構造 】

 typedef struct  t_msg {
         struct  t_msg   *msgnext;       /*システム予約領域*/
 } T_MSG;


【 TA_MPRI属性用メッセージT_MSG_PRIの構造 】

 typedef struct  t_msg_pri {
         struct  t_msg   msgque;         /*システム予約領域*/
         PRI     msgpri;                 /*優先度*/
         UH      RFU;                    /*システム予約領域*/
 } T_MSG_PRI;


機能

mbxidで指定されたメールボックスにpk_msgで指定されたメッセージを送信します。

ただし,本サービス・コールを発行した際,対象メールボックスの待ちキューにタスクがキューイングされていた場合には,メッセージの送信(メッセージのキューイング処理)は行わず,該当タスクにメッセージを渡します。これにより,該当タスクは,待ちキューから外れ,WAITING状態(メッセージ受信待ち状態)からREADY状態へ,またはWAITING-SUSPENDED状態からSUSPENDED状態へと遷移します。

備考1 メッセージを対象メールボックスの待ちキューにキューイングする際のキューイング方式は,コンフィギュレーション時に定義された順(FIFO順,優先度順)に行われます。

備考2 RI850V4のメールボックスは,メッセージの先頭アドレスを受信側処理プログラムに渡すだけであり,メッセージの内容が他領域にコピーされるわけではありません。したがって,本サービス・コールの発行後であってもメッセージの内容を書き換えることができます。

備考3 メッセージT_MSG,T_MSG_PRIについての詳細は,「15.2.6 メッセージ」を参照してください。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_PAR

-17

優先度の指定が不正である

- msgpri≦0x0

- msgpri>最大メッセージ優先度

E_ID

-18

IDの指定が不正である

- mbxid≦0x0

- mbxid>生成されているメールボックスの最大ID

E_CTX

-25

CPUロック状態から本サービス・コールを発行した

E_NOEXS

-42

対象メールボックスが生成されていない