-
twai_flg
-
ER twai_flg ( ID flgid, FLGPTN waiptn, MODE wfmode, FLGPTN *p_flgptn, TMO tmout
);
|
|
|
|
|
ID flgid;
|
|
|
FLGPTN waiptn;
|
|
|
MODE wfmode;
|
|
|
FLGPTN *p_flgptn;
|
条件成立時のビット・パターンを格納する領域へのポインタ
|
|
TMO tmout;
|
|
waiptnで指定された要求ビット・パターンと
wfmodeで指定された要求条件を満足するビット・パターンが
flgidで指定されたイベントフラグに設定されているか否かをチェックします。
なお,要求条件を満足するビット・パターンが対象イベントフラグに設定されていた場合には,対象イベントフラグのビット・パターンを
p_flgptnで指定された領域に格納します。
ただし,本サービス・コールを発行した際,対象イベントフラグのビット・パターンが要求条件を満足していなかった場合には,自タスクを対象イベントフラグの待ちキューにキューイングしたのち,RUNNING状態からタイムアウト付きのWAITING状態(イベントフラグ待ち状態)へと遷移させます。
なお,イベントフラグ待ち状態の解除は,以下の場合に行われ,イベントフラグ待ち状態からREADY状態へと遷移します。
|
|
set_flgの発行により,対象イベントフラグに要求条件を満足するビット・パターンが設定された
|
|
iset_flgの発行により,対象イベントフラグに要求条件を満足するビット・パターンが設定された
|
|
rel_waiの発行により,イベントフラグ待ち状態を強制的に解除された
|
|
|
|
|
|
以下に,要求条件
wfmodeの指定形式を示します。
-
wfmode = TWF_ANDW
waiptnで1を設定している全ビットが対象イベントフラグに設定されているか否かをチェックします。
-
wfmode = TWF_ORW
waiptnで1を設定しているビットのうち,いずれかのビットが対象イベントフラグに設定されているか否かをチェックします。
備考1 RI850V4では,イベントフラグの待ちキューに複数のタスクをキューイング可能とするか否かをコンフィギュレーション時に定義させています。このため,すでに待ちタスクがキューイングされているイベントフラグ(TW_WSGL属性)に対して本サービス・コールを発行した場合,RI850V4は要求条件の即時成立/不成立を問わず,戻り値としてE_ILUSEを返します。
TA_WSGL属性: キューイング可能なタスクは,1個
TA_WMUL属性: キューイング可能なタスクは,複数
備考2 自タスクを対象イベントフラグ(TA_WMUL属性)の待ちキューにキューイングする際のキューイング方式は,コンフィギュレーション時に定義された順(FIFO順,優先度順)に行われます。
備考3 対象イベントフラグ(TA_CLR属性)の要求条件が満足した際,RI850V4はビット・パターンのクリア(0x0の設定)を行います。
備考4
rel_wai,または
irel_waiの発行,または待ち時間の経過によりイベントフラグ待ち状態を解除された場合,
p_flgptnで指定された領域の内容は不定となります。
|
|
|
|
|
|
|
|
- 要求ビット・パターンの指定が不正( waiptn = 0x0)である
|
|
|
- flgid>生成されているイベントフラグの最大ID
|
|
|
- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した
- ディスパッチ禁止状態から本サービス・コールを発行した
|
|
|
すでに待ちタスクがキューイングされているイベントフラグ(TW_WSGL属性)に対して本サービス・コールを発行した
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|