-space


最適化リンケージエディタ(rlink)・オプション / 出力オプション

[指定形式]

-space [= {<数値> | Random}]

 

[詳細説明]

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出力範囲のメモリの空き領域を、ユーザが指定するデータで充填します。

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充填するデータとしては、乱数、もしくは16進数の数値を指定することができます。

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空きエリアを埋める方法は、outputオプション指定時の出力範囲指定方法によって下記のように異なります。

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出力範囲:セクション指定

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指定されたセクション間に空きが存在した場合に指定データを出力

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出力範囲:アドレス範囲指定

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指定された範囲内に空きが存在した場合に指定データを出力

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出力データサイズは、1,2,4バイト単位で有効となります。出力データサイズはspaceオプションに指定する16進数の数値で決まります。3バイトデータを指定した場合、上位桁を0拡張し4バイトのデータとして扱われます。また、奇数桁データを指定した場合も、上位桁に0拡張して偶数桁入力として扱われます。

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空きエリアのサイズが出力データサイズの倍数でない場合、出力できるだけ出力し、メッセージによる警告を行います。

[備考]

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本オプションにてサブオプションの指定がされなかった場合は、空きエリアへの出力は行いません。

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本オプションはform={ binary |stype | hexadecimal}オプションを指定した場合にのみ有効となります。

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outputオプションによる出力範囲指定がされなかった場合は、本オプション指定は無効となります。