5.6.12 命令概要

本項では、構文、オペレーション、機能、選択可能なsrc/dest、フラグ変化、記述例、関連命令について命令ごとに説明しています。

本項の見方について以下に実例をあげて示します。

(1)

構文

命令の構文を記号で示しています。(:format)を省略した場合、アセンブラが最適な指定子を選択します。

MOV.size     src,dest          B,W,L → (d)
 (a)(b)     (c)

(a)

ニーモニック MOV

ニーモニックを記述します。

(b)

サイズ指定子 .size

取り扱うデータサイズを記述します。指定できるサイズを以下に示します。

.B バイト(8ビット)

.W ワード(16ビット)

.L ロングワード(32ビット)

サイズ指定子をもたない命令もあります。

(c)

オペランド src, dest

オペランドを記述します。

(d)

(c)で指定できる命令フォーマットを示しています。

(2)

フラグ変化

命令実行後のフラグの変化を示します。表中に示す記号の意味は次のとおりです。

“−”変化しません。

“○”条件に従って変化します。

(3)

記述例

命令の記述例を示しています。