-CFI_IGNORE_Module 【Professional版のみ】 【V1.07.00以降】


不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストから除外するオブジェクト・ファイルを指定します。

[指定形式]

-CFI_IGNORE_Module=suboption [, ...]
  suboption := file
            |  file ( module [, ... ] )

 

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省略時解釈

なし

[詳細説明]

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不正な間接関数呼び出し検出で用いる関数リストから除外するオブジェクト・ファイルや,ライブラリ・ファイル(【V2.00.00以降】)を指定します。

不正な間接関数呼び出し検出の詳細については,コンパイル・オプション「-control_flow_integrity 【Professional版のみ】 【V1.07.00以降】」を参照してください。

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ライブラリ・ファイルを指定した場合,ライブラリ内モジュール名を指定できます。

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指定したファイルが存在しない場合,エラーとなります。

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本オプションを複数回指定した場合は,指定した全てのファイル内の関数を関数リストに登録しません。

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本オプションを使用する場合,-CFIオプションの指定が必要です。-CFIオプションの指定が無い場合はエラーとなります。

[使用例]

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a.obj,b.obj,c.obj内の関数を関数リストから除外します。

>rlink -cfi -cfi_ignore_module=a.obj,b.obj -cfi_ignore_module=c.obj

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b.libライブラリ内のcモジュール内の関数を関数リストから除外します。 【V2.00.00以降】

>rlink -cfi -cfi_ignore_module=b.lib(c) -lib=b.lib a.obj