Everything
 

[個別コンパイル・オプション(C++)]タブ


本タブでは,1つのC++ソース・ファイルに対して,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

なお,本タブは,[共通オプション]タブ,および[コンパイル・オプション]タブの設定内容を継承します。

これらのタブと異なる値を設定した場合は,プロパティが太字表示となります。

 

(1)[デバッグ情報]

(2)[最適化]

(3)[最適化(詳細)]

(4)[プリプロセス]

(5)[ソース]

(6)[文字コード]

(7)[出力コード]

(8)[出力ファイル]

(9)[アセンブル・リスト]

(10)[エラー出力]

(11)[警告メッセージ]

(12)[メッセージ]

(13)[その他]

備考

本タブは,以下の場合のみ表示します。

-

[ビルド設定]タブ[ビルド]カテゴリの[個別コンパイル・オプションを設定する]プロパティで[はい]を選択した場合

-

CC-RL V1.12.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.12.00以上を選択した場合

[各カテゴリの説明]

(1)

[デバッグ情報]

デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

デバッグ情報を生成する

デバッグ情報を生成するかどうかを選択します。

出力ファイル中にソース・デバッグ用の情報を出力することにより,デバッガでのソース・デバッグが可能となります。

ccrlコマンドの-gオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-g)

デバッグ情報を生成します。

いいえ

デバッグ情報を生成しません。

最適化時のデバッグ情報強化を行う

最適化時のデバッグ情報強化を行うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-g_lineオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[デバッグ情報を生成する]プロパティで[はい(-g)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-g_line)

最適化時のデバッグ情報強化を行います。

いいえ

最適化時のデバッグ情報強化を行いません。

(2)

[最適化]

最適化に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

最適化レベル

コンパイルの最適化レベルを選択します。

ccrlコマンドの-Oオプションに相当します。

[一部の最適化(-Olite)]は,CC-RL V1.12.00以上をインストールした環境において,[共通オプション]タブ[バージョン選択]カテゴリの[使用するコンパイラ・パッケージのバージョン]プロパティで[常にインストール済みの最新版]またはV1.12.00以上を選択した場合した場合に表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

既定の最適化を行う(オプション指定なし)

オブジェクト・サイズと実行速度の両方に効果のある最適化を行います。

サイズ優先(-Osize)

オブジェクト・サイズ優先の最適化を行います。

ROM/RAM容量の削減を重視して,一般的なプログラムに対して有効な最大限の最適化を行います。

実行速度優先(-Ospeed)

実行速度優先の最適化を行います。

実行速度の短縮を重視して,一般的なプログラムに対して有効な最大限の最適化を行います。

一部の最適化(-Olite)

デバッグ機能に大きく影響しない,一部の最適化を行います。

デバッグ優先(-Onothing)

デバッグを優先して最適化を行います。

デバッグのしやすさを重視し,デフォルトで実行する最適化を含むすべての最適化を抑止します。

(3)

[最適化(詳細)]

最適化に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ループ展開最大数

for,whileなどのループを展開する最大数を指定します。

0,または1を指定した場合は,展開を抑止します。

空欄の場合は,コマンドラインに-Ounrollオプションを追加しません。

その場合,[最適化レベル]プロパティの選択に応じた値がコンパイラにより使用されます。

ccrlコマンドの-Ounrollオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[最適化レベル]プロパティで[既定の最適化を行う(オプション指定なし)],[サイズ優先(-Osize)],または実行速度優先(-Ospeed)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

0~999(10進数),または空欄

未使用static関数の削除を行う

呼び出されないstatic関数の削除を行うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Odelete_static_funcオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

最適化レベルに合わせる(オプション指定なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Odelete_static_func)

呼び出されないstatic関数の削除を行います。

いいえ(-Odelete_static_func=off)

呼び出されないstatic関数の削除を行いません。

関数のインライン展開を行う

関数を呼び出し箇所にインライン展開するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Oinline_levelオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[最適化レベル]プロパティで[既定の最適化を行う(オプション指定なし)],[サイズ優先(-Osize)],または[実行速度優先(-Ospeed)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

最適化レベルに合わせる(オプション指定なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(指定関数のみ)(-Oinline_level=1)

#pragma inline指定した関数を呼び出し箇所にインライン展開します。

はい(自動判別)(-Oinline_level=2)

自動的にインライン展開対象の関数を判別して展開します。

はい(コード・サイズが増加しないよう自動判別)(-Oinline_level=3)

コード・サイズがなるべく増加しない範囲で,自動的にインライン展開対象の関数を判別して展開します。

いいえ(-Oinline_level=0)

#pragma inline指定した関数を含めて,すべてのインライン展開を抑止します。

インライン展開サイズの最大増加率

コード・サイズが何%増加するまでインライン展開を行うかを指定します(例:“100” を指定した場合,コード・サイズが100%(2 倍)増加するまでインライン展開を行います)。

ccrlコマンドの-Oinline_sizeオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[関数のインライン展開を行う]プロパティで[はい(自動判別)(-Oinline=2)]を選択した場合,または[関数のインライン展開を行う]プロパティで[最適化レベルに合わせる(オプション指定なし)]かつ[最適化レベル]プロパティで[実行速度優先(-Ospeed)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

0~65535(10進数)

パイプライン最適化を行う

機械語レベルで命令の並べ替えを行い,プログラムの実行性能を引き出すかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Opipelineオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[最適化レベル]プロパティで[デバッグ優先(-Onothing)],[一部の最適化(-Olite)]以外を選択した場合に表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

最適化レベルに合わせる(オプション指定なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Opipeline)

パイプライン最適化を行います。

いいえ(-Opipeline=off)

パイプライン最適化を行いません。

関数末尾の関数呼び出しにbr命令を使用する

関数の末尾が関数呼び出しの場合に,call命令の代わりにbr命令を優先的に使用するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Otail_callオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

最適化レベルに合わせる(オプション指定なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Otail_call)

関数の末尾が関数呼び出しの場合に,call命令の代わりにbr命令を優先的に使用します。

relコードを削除し,コード・サイズを小さくすることができます。

ただし,一部のデバッグ機能を使用することができなくなります。

いいえ(-Otail_call=off)

関数の末尾が関数呼び出しの場合に,call命令を使用します。

複数の同一命令列をサブルーチン化する

複数の同一命令列をサブルーチン化するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Osame_codeオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[最適化レベル]プロパティで[既定の最適化を行う(オプション指定なし)],[サイズ優先(-Osize)],または実行速度優先(-Ospeed)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

最適化レベルに合わせる(オプション指定なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Osame_code)

複数の同一命令列をサブルーチン化します。

いいえ(-Osame_code=off)

複数の同一命令列をサブルーチン化しません。

相対分岐命令のコードサイズを削減する

相対分岐命令のコードサイズを削減するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Obranch_chainingオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[最適化レベル]プロパティで[既定の最適化を行う(オプション指定なし)]または[サイズ優先(-Osize)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

最適化レベルに合わせる(オプション指定なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Obranch_chaining)

相対分岐命令のコードサイズを削減します。

いいえ(-Obranch_chaining=off)

相対分岐命令のコードサイズを削減しません。

整列条件の変更による最適化を行う

整列条件の変更による最適化を行うかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Oalignオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[最適化レベル]プロパティで[デバッグ優先(-Onothing)],[一部の最適化(-Olite)]以外を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

最適化レベルに合わせる(オプション指定なし)

[最適化レベル]プロパティにあわせて最適化を行います。

はい(-Oalign)

整列条件の変更による最適化を行います。

いいえ(-Oalign=off)

整列条件の変更による最適化を行いません。

モジュール間最適化用付加情報を出力する

モジュール間最適化用付加情報を出力するかどうかを選択します。

本オプションを指定したファイルは,リンク時にモジュール間最適化の対象になります。

ccrlコマンドの-goptimizeオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-goptimize)

モジュール間最適化用付加情報を出力します。

いいえ

モジュール間最適化用付加情報を出力しません。

(4)

[プリプロセス]

プリプロセスに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

追加のインクルード・パス

コンパイル時の追加のインクルード・パスを指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

指定したインクルード・パスは,CC-RLの標準インクルード・ファイル・フォルダよりも優先して検索します。

パスはプロジェクト・フォルダを基点とします。

本プロパティを省略した場合は,CC-RLの標準インクルード・ファイル・フォルダのみ検索します。

ccrlコマンドの-Iオプションに相当します。

指定したインクルード・パスはサブプロパティとして表示します。

インクルード・パスに大文字,小文字の区別はありません。

デフォルト

追加のインクルード・パス[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,パス編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

247文字までの文字列

256個まで指定可能です。

ビルド・ツールに指定した全体インクルード・パスも使用する

使用するビルド・ツールの[コンパイル・オプション]タブ[プリプロセス]カテゴリの[追加のインクルード・パス]プロパティで指定したインクルード・パスも使用してコンパイルするかどうかを選択します。

インクルード・パスは,以下の順で追加します。

-

本タブの[追加のインクルード・パス]プロパティで指定したパス

-

[コンパイル・オプション]タブの[追加のインクルード・パス]プロパティで指定したパス

-

[コンパイル・オプション]タブの[システム・インクルード・パス]プロパティに表示しているパス

ccrlコマンドの-Iオプションに相当します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

使用するビルド・ツールのプロパティで指定したインクルード・パスも使用してコンパイルします。

いいえ

使用するビルド・ツールのプロパティで指定したインクルード・パスを使用しません。

コンパイル単位の先頭にインクルードするファイル

コンパイル単位の先頭にインクルードするファイルを指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

なお,パスはプロジェクト・フォルダを基点とします。

ccrlコマンドの-preincludeオプションに相当します。

指定したインクルード・ファイル名はサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

259文字までの文字列

256個まで指定可能です。

定義マクロ

定義したいマクロ名を指定します。

マクロ名=定義値」の形式で1行に1つずつ指定します。

「=定義値」の部分は省略可能で,省略した場合,定義値を1 とします。

ccrlコマンドの-Dオプションに相当します。

指定したマクロはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

定義解除マクロ

定義解除したいマクロ名を指定します。

マクロ名」の形式で1行に1つずつ指定します。

ccrlコマンドの-Uオプションに相当します。

指定したマクロはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

(5)

[ソース]

ソースに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

C++ソース・ファイルの言語

C++ソース・ファイルの言語です。

ccrlコマンドの-langオプションに相当します。

デフォルト

C++14(-lang=cpp14)

指定可能値

変更不可

(6)

[文字コード]

文字コードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

C++ソース・ファイルの文字コード

C++ソース・ファイル中の日本語/中国語のコメント,文字列に対して,使用する文字コードです。

ccrlコマンドの-character_setオプションに相当します。

デフォルト

UTF-8(オプション指定なし)

指定可能値

変更不可

(7)

[出力コード]

出力コードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

switch文の出力コードの選択

プログラム中のswitch文のコード出力形式を選択します。

ccrlコマンドの-switchオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

自動選択(オプション指定なし)

ccrlコマンドが最適な出力形式を自動的に選択します。

if-else(-switch=ifelse)

プログラム中のswitch文をcase文の並びに沿ったif-else文と同じ形式で出力します。

頻度が多い順にcase文を書いているときやラベル数が少ないときに,本項目を選択します。

上から順に比較するので,頻繁に合致するcase文を先に記述すると余計な比較が減り,実行速度向上につながります。

バイナリ・サーチ(-switch=binary)

プログラム中のswitch文をバイナリ・サーチ形式で出力します。

バイナリ・サーチ・アルゴリズムに用いて合致するcase文を探します。

ラベル数が多いときに本項目を選択すると,どのcase文も同じくらいの速さで見つけることができます。

テーブル分岐(絶対分岐)(-switch=abs_table)

プログラム中のswitch文をテーブル・ジャンプ形式(絶対分岐)で出力します。

case文の値を基にインデックス化したテーブルを参照し,switch文の値によりcaseラベルを選択して処理を行います。

どのcase文にも同じくらい速く分岐します。

ただし,case値が連続していないときは無駄な領域ができます。

テーブル分岐(相対分岐)(-switch=rel_table)

プログラム中のswitch文をテーブル・ジャンプ形式(相対分岐)で出力します。

case文の値を基にインデックス化したテーブルを参照し,switch文の値によりcaseラベルを選択して処理を行います。

どのcase文にも同じくらい速く分岐します。

ただし,case値が連続していないときは無駄な領域ができます。

アセンブリ・ソース・ファイルにコメントを出力する

出力するアセンブリ・ソース・ファイル中にC++ソース・プログラムをコメントとして出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-pass_sourceオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[出力ファイル]カテゴリの[アセンブリ・ソース・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asm_path)]を選択した場合,または[アセンブル・リスト]カテゴリの[アセンブル・リスト・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asmopt=-prn_path)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-pass_source)

出力するアセンブリ・ソース・ファイル中にC++ソース・プログラムをコメントとして出力します。

いいえ

出力するアセンブリ・ソース・ファイル中にC++ソース・プログラムをコメントとして出力しません。

(8)

[出力ファイル]

出力ファイルに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

オブジェクト・ファイル名

コンパイル後に生成するオブジェクト・ファイルの名前を指定します。

“.obj”以外の拡張子を指定することはできません。

拡張子を省略した場合は,“.obj”を自動的に付加します。

空欄の場合は,ソース・ファイル名の拡張子を“.obj”に置き換えたものとなります。

ccrlコマンドの-oオプションに相当します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

259文字までの文字列

アセンブリ・ソース・ファイルを出力する

C++ソースのコンパイル結果のアセンブリ・ソース・ファイルを出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-asm_pathオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-asm_path)

C++ソースのコンパイル結果のアセンブリ・ソース・ファイルを出力します。

いいえ

C++ソースのコンパイル結果のアセンブリ・ソース・ファイルを出力しません。

アセンブリ・ソース・ファイル出力フォルダ

アセンブリ・ソース・ファイルの出力先フォルダを指定します。

相対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とした相対パスに変換します(ドライブが異なる場合を除く)。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

アセンブリ・ソース・ファイルは,C++ソース・ファイルの拡張子を“.asm”で置き換えたファイル名で出力します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-asm_pathオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[アセンブリ・ソース・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asm_path)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

プリプロセス処理したソースを出力する

ソース・ファイルに対して,プリプロセス処理を実行した結果をファイルに出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-Pオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-P)

ソース・ファイルに対して,プリプロセス処理を実行した結果をファイルに出力します。

いいえ

ソース・ファイルに対して,プリプロセス処理を実行した結果をファイルに出力しません。

プリプロセス処理したソース・ファイル出力フォルダ

プリプロセス処理したソース・ファイルの出力先フォルダを指定します。

ファイルは,ソース・ファイルの拡張子を“.i”で置き換えた名前で出力します。

相対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とした相対パスに変換します(ドライブが異なる場合を除く)。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-prep_pathオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[プリプロセス処理したソースを出力する]プロパティで[はい(-P)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

(9)

[アセンブル・リスト]

アセンブル・リストに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

アセンブル・リスト・ファイルを出力する

アセンブル・リスト・ファイルを出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-asmopt=-prn_pathオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-asmopt=-prn_path)

アセンブル・リスト・ファイルを出力します。

いいえ

アセンブル・リスト・ファイルを出力しません。

アセンブル・リスト・ファイル出力フォルダ

アセンブル・リスト・ファイルの出力先フォルダを指定します。

アセンブル・リスト・ファイルは,ソース・ファイル名の拡張子を“.prn”で置き換えた名前で出力します。

相対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とした相対パスに変換します(ドライブが異なる場合を除く)。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-asmopt=-prn_pathオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[アセンブル・リスト・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-asmopt=-prn_path)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

(10)

[エラー出力]

エラー出力に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

エラー・メッセージ・ファイルを出力する

エラー・メッセージ・ファイルを出力するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-error_fileオプションに相当します。

本プロパティの選択にかかわらず,エラー・メッセージは出力 パネルに表示します。

なお,本プロパティは,[共通オプション]タブ[ビルド方法]カテゴリの[パラレル・ビルドを行う]プロパティで[いいえ]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

共通オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-error_file)

エラー・メッセージ・ファイルを出力します。

いいえ

エラー・メッセージ・ファイルを出力しません。

エラー・メッセージ・ファイル出力フォルダ

エラー・メッセージ・ファイルの出力先フォルダを指定します。

相対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とします。

絶対パスで指定した場合は,メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのフォルダを基点とした相対パスに変換します(ドライブが異なる場合を除く)。

次のプレースホルダに対応しています。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

空欄の場合は,プロジェクト・フォルダを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-error_fileオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[エラー・メッセージ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-error_file)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

共通オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,フォルダの参照 ダイアログによる編集

指定可能値

247文字までの文字列

エラー・メッセージ・ファイル名

エラー・メッセージ・ファイルの名前を指定します。

拡張子は自由に指定可能です。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

空欄の場合は,%ProjectName%.errを指定したものとみなします。

ccrlコマンドの-error_fileオプションに相当します。

なお,本プロパティは,[エラー・メッセージ・ファイルを出力する]プロパティで[はい(-error_file)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

共通オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

259文字までの文字列

(11)

[警告メッセージ]

警告メッセージに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

表示させない警告メッセージ

表示させない警告メッセージの番号を指定します。

複数指定する場合は,メッセージ番号をカンマで区切って指定します(例:20009,20011)。

また,ハイフンを使用して,区間設定を行うこともできます(例:20000-20100,20300-20500)。

ccrlコマンドの-no_warningオプションに相当します。

デフォルト

共通オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

2048文字までの文字列

(12)

[メッセージ]

メッセージに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ワーニング・メッセージをエラー・メッセージに変更する

ワーニングのメッセージ種別をエラーに変更するかどうかを選択します。

ccrlコマンドの-change_messageオプションに相当します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(すべて)(-change_message=error)

すべてのワーニングのメッセージ種別をエラーに変更します。

はい(メッセージ番号指定)(-change_message=error=<メッセージ番号>)

メッセージ種別をエラーに変更するワーニングのメッセージ番号を指定します。

いいえ

ワーニングのメッセージ種別の変更を行いません。

ワーニング・メッセージの番号

ワーニング・メッセージの番号を指定します。

複数指定する場合は,メッセージ番号をカンマで区切って指定します(例:23028,23086)。

また,ハイフンを使用して,メッセージ番号の範囲を指定することもできます(例:23028-23086)。

ccrlコマンドの-change_messageオプションに相当します。

 

なお,本プロパティは,[ワーニング・メッセージをエラー・メッセージに変更する]プロパティで[はい(メッセージ番号指定)(-change_message=error=<メッセージ番号>)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

32767文字までの文字列

(13)

[その他]

コンパイルに関するその他の詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

コンパイル前に実行するコマンド

コンパイル処理前に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%CompiledFile% : コンパイル時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%InputFile% : コンパイル対象ファイルの絶対パスに置換します(ただし,一括ビルドの場合は置換しません)。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,コンパイル処理前にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

コンパイル後に実行するコマンド

コンパイル処理後に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%CompiledFile% : コンパイル時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%InputFile% : コンパイル対象ファイルの絶対パスに置換します(ただし,一括ビルドの場合は置換しません)。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,コンパイル処理後にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

その他の追加オプション

その他に追加するコンパイル・オプションを入力します。

ここで設定したオプションは,コンパイル・オプション群の最後に付加します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列