19.17 アラーム・ハンドラ情報(alarm_hand[])
ここでは,各アラーム・ハンドラを定義します。

形式

< >内は,ユーザが記述する部分を示します。

 alarm_hand[ <1. ID番号> ] {
     name             = <2. ID名称(name)>;
     entry_adderess   = <3. アラーム・ハンドラの開始アドレス(entry_adderess)>;
     exinf            = <4. 拡張情報(exinf)>;
 };


1 ) ID番号

- 説明
アラーム・ハンドラID番号を定義します。


- 定義形式
数値


- 定義範囲
1〜255


- 省略時の扱い
cfg600がID番号を自動的に割り当てます。


- 備考
ID番号は,1から漏れなく付与される必要があります。つまり,ID番号を指定する場合は,その値は定義するオブジェクト数以下でなければなりません。


2 ) ID名称(name

- 説明
ID名称を定義します。指定されたID名称は,システム情報ヘッダ・ファイル(kernel_id.h)に以下の形式で出力されます。


 #define <ID名称>   <ID番号>
- 定義形式
シンボル


- 定義範囲



- 省略時の扱い
省略不可


3 ) アラーム・ハンドラの開始アドレス(entry_adderess

- 説明
アラーム・ハンドラの実行開始関数を定義します。


- 定義形式
関数名


- 定義範囲



- 省略時の扱い
省略不可


4 ) 拡張情報(exinf

- 説明
アラーム・ハンドラの拡張情報を定義します。


- 定義形式
数値


- 定義範囲
0〜0xFFFFFFFF


- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時は0)を適用


- 備考
アラーム・ハンドラには,拡張情報が渡されます。