ルネサス
19.12 ミューテックス情報(mutex[]) ここでは,各ミューテックスを定義します。 形式 < >内は,ユーザが記述する部分を示します。 mutex[ <1. ID番号> ] { name = <2. ID名称(name)>; ceilpri = <3. 上限優先度(ceilpri)>; }; 1 ) ID番号 - 説明ミューテックスID番号を定義します。 - 定義形式数値 - 定義範囲1〜255 - 省略時の扱いcfg600がID番号を自動的に割り当てます。 - 備考ID番号は,1から漏れなく付与される必要があります。つまり,ID番号を指定する場合は,その値は定義するオブジェクト数以下でなければなりません。 2 ) ID名称(name) - 説明ID名称を定義します。指定されたID名称は,システム情報ヘッダ・ファイル(kernel_id.h)に以下の形式で出力されます。 #define <ID名称> <ID番号> - 定義形式シンボル - 定義範囲− - 省略時の扱い省略不可 3 ) 上限優先度(ceilpri) - 説明RI600V4のミューテックスは,簡略化した優先度上限プロトコルを採用しています。ここには,上限優先度を定義します。 - 定義形式数値 - 定義範囲1〜システム情報(system)のタスク優先度の最大値(priority) - 省略時の扱いデフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時は1)を適用
mutex[ <1. ID番号> ] {
name = <2. ID名称(name)>;
ceilpri = <3. 上限優先度(ceilpri)>;
};
#define <ID名称> <ID番号>