19.9 イベントフラグ情報(flag[])
- 省略時の扱い
cfg600がID番号を自動的に割り当てます。
- 備考
ID番号は,1から漏れなく付与される必要があります。つまり,ID番号を指定する場合は,その値は定義するオブジェクト数以下でなければなりません。
- 説明
ID名称を定義します。指定されたID名称は,システム情報ヘッダ・ファイル(kernel_id.h)に以下の形式で出力されます。
#define <ID名称> <ID番号>
3 ) 初期ビット・パターン(
initial_pattern)
- 説明
イベントフラグの初期ビット・パターンを定義します。
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時は0)を適用
4 ) 複数待ちの許可属性(
wait_multi)
- 説明
複数タスク待ちの許可に関する属性を定義します。
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時はTA_WSGL)を適用
5 ) クリア属性(
clear_attribute)
- 説明
イベントフラグのクリア属性(TA_CLR)を定義します。
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時はNO)を適用
- 定義範囲
以下のいずれか。
ただし,TA_CLR属性が指定されていない場合(
clear_attribute = NO)は,TA_TPRIを指定した場合でも,待ちキューはFIFO順に管理されます。この振る舞いは,μITRON4.0仕様の範囲外です。
TA_TPRI: タスクの現在優先度順
ただし,同じ現在優先度のタスクの中ではFIFO順
- 省略時の扱い
デフォルト・システム・コンフィギュレーション・ファイルの設定値(出荷時はTA_TFIFO)を適用