内部リセットが発生した場合に,エミュレータからの制御ができなくなります。ウォッチドッグタイマなど内部リセットは発生させないでください。
ディープソフトスタンバイからの復帰時は内部リセットが発生するため,エミュレータから制御できなくなります。
実行中に端子リセットを入力した場合に,プログラムが暴走をする場合があります。端子リセット入力を検出した場合,リセットを入力し直して再実行させますが,再実行できずブレークする場合があります。
端子リセットやウォッチドッグタイマなどによるリセットとエミュレータシステムによるマイクロコントローラに対する操作(メモリ パネルでメモリ参照など)が競合した場合,“タイムアウトエラーが発生しました。MCUがリセット状態です。システムリセットを発行しました。”とエラーメッセージが表示され,エミュレータを初期化してユーザ・プログラムが停止します。システムリセット発行後は,トレース記録も初期化します。なお,デバッグを継続して行うことが可能です。
- | 以下に示すどちらかの条件で端子リセットまたは内部リセットが発生した場合,マイクロコントローラの動作モードおよびエミュレータ通信インタフェースに依存した注意事項があります。端子リセット発生による注意事項を表 2.34に,内部リセット発生による注意事項を表 2.35に示します。
【発生条件】
「内蔵ROM無効拡張モードまたはユーザブートモードでのユーザプログラム実行中」
「FINE通信インタフェース使用でのユーザプログラム実行中」 |
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RX610, RX621, RX62N
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内蔵ROM無効拡張
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リセットはエミュレータが解除します。このため,実際のマイクロコントローラ単体動作とはタイミングが異なります。
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RX71M, RX651, RX65N, RX64M, RX630, RX631, RX63N, RX63T, RX634
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ユーザブート
内蔵ROM無効拡張
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RX71M, RX651, RX65N, RX64M, RX630, RX631, RX63N, RX63T,
RX210, RX21A, RX220, RX231, RX23T, RX24T, RX110, RX111, RX113, RX130
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全モード
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RX210, RX21A, RX220, RX231, RX23T, RX24T, RX110, RX111, RX113
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ユーザブート
内蔵ROM無効拡張
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ユーザ・プログラム実行中に端子リセットによるリセットが発生した場合,パフォーマンス解析カウンタ値およびトレース取得データが初期化されます。
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RX610, RX621, RX62N,
RX630, RX631, RX63N, RX63T, RX634
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内蔵ROM無効拡張
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リセット解除後,ユーザ・プログラムで内蔵ROM無効拡張モードに設定された後にデバッグ可能となります。
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RX71M, RX651, RX65N, RX64M, RX630, RX631, RX63N, RX63T, RX634
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ユーザブート
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内部リセットが発生した場合,エミュレータからの制御ができなくなります。ウォッチドッグタイマなどによる内部リセットを発生させないでください。
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RX71M, RX651, RX65N, RX64M, RX630, RX631, RX63N, RX63T,
RX210, RX21A, RX220, RX231, RX23T, RX24T, RX110, RX111, RX113, RX130
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全モード
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ソフトウェアリセットを発生させる命令から以下の操作を実施した場合は,ソフトウェアリセットが発生しません。
- | ソフトウェア・ブレークポイントおよびハードウェア・ブレーク(実行前ブレーク)ポイントが設定されている状態で実行 |
上記はJTAG通信のみ該当します。
FINE通信ではソフトウェアリセットを発生させないでください。エミュレータからの制御ができなくなります。