2.13.2 実行停止までの実行履歴を収集する

デバッグ・ツールには,プログラムの実行開始から実行停止までの実行履歴を収集する機能があらかじめ用意されています。

これにより,プログラムの実行を開始することにより自動的にトレース・データの収集が開始し,実行停止とともにトレース・データの収集も終了します。

なお,収集したトレース・データの確認方法についての詳細は,「2.13.6 実行履歴を表示する」を参照してください。

備考

この機能は,デバッグ・ツールにデフォルトで設定されているビルトイン・イベントの1つである無条件トレース・イベントにより動作します。
したがって,イベント パネル上の無条件トレース・イベントのチェックを外し,無効状態にした場合,プログラムの実行開始に連動したトレース・データの収集は行いません(無条件トレース・イベントはデフォルトで有効状態に設定されています)。
なお,この無条件トレース・イベントと後述のトレース・イベント(「2.13.3 任意区間の実行履歴を収集する」参照)は排他使用のイベントとなります。そのため,トレース・イベントが有効状態で設定されると,無条件トレース・イベントは自動的に無効状態に変更されます。