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[データ・キュー]タブ

RI850V4のデータ・キュー情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。
図A―10  [データ・キュー]タブ
ここでは,次の項目について説明します。
[オープン方法]
- [デバッグ]メニュー→[デバッグ・ツールへダウンロード]を選択
- [表示]メニュー→[リアルタイムOS]→[リソース情報]を選択
[各エリアの説明]
(1) 情報表示エリア
(a) 第1階層
RI850V4のデータ・キュー情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。
なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。
オブジェクト名
データ・キューの現在状態を示すアイコン,およびデータ・キューの名前を以下の形式で表示します。
アイコン 名前
なお,名前が未定義の場合には,“ID”が表示されます。
送信待ちタスクあり
受信待ちタスクあり
受信待ちデータあり
待ちタスク/受信待ちデータなし
ID
データ・キューのIDを表示します。
キュー状態
データ・キューの現在状態を表示します。
Waiting Tasks(Send)
送信待ちタスクあり
Waiting Tasks(Receive)
受信待ちタスクあり
Waiting Data
受信待ちデータあり
Empty
待ちタスク/受信待ちデータなし
総バッファ数
キューイング可能なデータの最大数を表示します。
空きバッファ数
データ・キューの空きバッファ数を表示します。
なお,空きバッファ数は
総バッファ数から受信待ちデータ数を減算した値
となります。
格納データ数
格納されているデータ数を表示します。
属性
送信待ちタスクのキューイング方式を表示します。
なお,受信待ちタスクのキューイング方式は“データの受信要求を行った順”,受信待ちデータのキューイング方式は“データの送信要求を行った順”となります。
TA_TFIFO
データの送信要求を行った順
TA_TPRI
タスクの優先度順

(b) 第2階層
- 送信待ちタスク/受信待ちタスク情報
データ・キューにタスクがキューイングされている場合に限り,送信待ちタスク/受信待ちタスク情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。
なお,送信待ちタスク/受信待ちタスク情報についての詳細は,[タスク]タブを参照してください。
図A―11  [データ・キュー]タブ(送信待ちタスク情報)
図A―12  [データ・キュー]タブ(受信待ちタスク情報)
備考1.  送信待ちタスク/受信待ちタスク情報(オブジェクト名,IDなど)の各セルをダブルクリックした際には,タスクのソース・ファイルをエディタ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。
2.  送信待ちタスク/受信待ちタスク情報(現在のタスクSP,タスク・スタック・エリア)のセルをダブルクリックした際には,タスク・スタックの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。
- 受信待ちデータ情報
データ・キューにデータがキューイングされている場合に限り,受信待ちデータ情報(データなど)を表示します。
図A―13  [データ・キュー]タブ(受信待ちデータ情報)
なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。
データ
アイコン,およびデータの内容を以下の形式で表示します。
 内容

[コンテキスト・メニュー]
マウスを右クリックすることにより表示されるコンテキスト・メニューは,クリックする部位により以下のように異なります。
(1) ヘッダ行
表示
表示有無を選択するためのカスケード・メニューを表示します。
選択項目名
選択項目として,以下を表示します。
オブジェクト名,ID,キュー状態,総バッファ数,空きバッファ数,格納データ数,属性
チェック状態
該当項目を表示します。
非チェック状態
該当項目を表示しません。
表記
表記進数を選択するためのカスケード・メニューを表示します。
選択項目名
選択項目として,以下を表示します。
ID,総バッファ数,空きバッファ数,格納データ数
10進数
該当項目を10進数で表示します。
16進数
該当項目を16進数で表示します。

(2) フッタ行
サービス・コール
発行可能なサービス・コールの種類を表示します。
なお,ダウンロードしたプログラムに該当サービス・コールが組み込まれていない(リンクされていない)場合,および該当サービス・コールの処理を実行するうえで必要な条件が整っていない場合には,サービス・コール名がグレー表記となります。
psnd_dtq
データの送信(ポーリング)
fsnd_dtq
データの強制送信
prcv_dtq
データの受信(ポーリング)
表示項目のリセット
表示状態(表示有無,表記進数,表示順序,表示幅など)を初期状態に戻します。